「有料ドメインを買うべきなのか、無料ドメインはダメなのか」疑問に思うひとも少なくないでしょう。
また、「有料ドメインと無料ドメインは何が違うのか」「ドメインを自分で買って取得してみようか」と悩んでいるひともいるかもしれません。
そこで今回は、有料ドメイン(独自ドメイン)と無料ドメインの違いについて、詳しくお伝えしていきます。
目次
独自ドメインと無料ドメインの違い
独自ドメインとはその名の通り、自分で取得して自分だけが使えるドメインになります。
一方で無料ドメインは、いわゆる間借りしてドメインを使わせてもらうことになります。
例えば、FC2でブログを持つと、「http://(自分のアカウント名).blog.fc2.com」のような形で無料ドメイン名を持つことができます。
しかし、本来はFC2が取得している「fc2.com」のドメイン(FC2の独自ドメイン)であって、そのドメイン内に間借りして無料でドメインを使わせてもらっているのです。
このように、独自ドメインは自分だけのドメインであるのに対して、無料ドメインは誰かのドメインに間借りして使わせてもらっている状態になります。
では、独自ドメインと無料ドメインで、どのようなメリットデメリットがあるのか、詳しく見ていきたいと思います。
無料ドメインのメリット
無料ドメインにはコスト面などで、メリットがあるのです。
お金をかけずに、簡単にドメイン取得できる
まず、無料なのでお金をかけずにドメイン取得ができます。
本当にお金をかけずに、無料でドメインを使いたいひとには、無料ドメインの利用を検討するのもいいかもしれません。
また、ドメインを買うという面倒な手続きもないので、設定方法もとても簡単で、無料ですぐにドメインが使えます。
一定のドメインパワーを引き継げる
また、もとあるドメインに間借りする状態なので、ある程度のドメインパワーを引き継ぐことができるのです。
なので、真っさらな状態でサイトを運営するよりも、ある程度の集客効果が見込めます。
もとのドメインの運営歴がある分、ゼロからスタートするよりも、サイトへの集客面で有利な部分があります。
無料ドメインのデメリット
しかし、無料ドメインでサイトやブログを運営すると、様々なデメリットもあるので、知っておく必要があります。
他のドメインの影響を受けやすい
まずは、他のドメインの影響を受けやすいことです。
間借りしているのは自分だけではなく、他にも多くのひとが一緒にドメインの間借りをしています。
その中の一人が、もしグーグルが好まないような悪さ(自作自演のSEO行為など)をした場合は、ペナルティを受けてドメインの価値が下がることがあります。
そうなると、間借りしている自分の無料ドメインにも影響を受ける可能性があります。
無料ドメインは、他のドメインや、大元のドメインの状態によって、自分のドメインにまで悪影響を受けてしまうことがあるのです。
無料ドメインの場合は、もろに他のドメインの影響を受けてしまうことがあり、防ぎようがないことがあります。
突然ドメインが使えなくなる可能性がある
また、無料ドメインの場合は、大元は別のひとが管理しているため、こちらの許可なく突然ドメイン使用の停止(サイトの運営停止)をされてしまうことがあるのです。
そうなってしまうと、それまで築き上げてきたサイトが、全て失われてしまうかもしれません。
無料ドメインは、常にサイトの運営停止が起こりうるリスクを抱えることになるのです。
ドメインやサイトが育てにくい
結局のところ、無料ドメインは他のひとの利用状況によっても、影響を受けてしまうので、ドメインやサイトを育てにくいのです。
どんなにサイトを大切に育てていたとしても、外的な要因によって、突然サイトへのアクセスができなくなる場合もあります。
不必要な広告が貼られてしまう
また、無料ドメインを使用する場合は、大元の管理者が儲けられるように、不用意な広告が貼られてしまうことがあります。
結局、無料でドメインを借りているので、こちらに権限がなく広告を貼られたり、サイトの使用制限がかけられてしまうことがあるのです。
サーバー移動したらドメインを変えなくてはいけない
もし、サーバーを引っ越ししたい場合は、無料ドメインだとドメインそのものを変えなければいけないことがあります。
例えば、無料ドメインでブログを運営していて、ワードプレスに移行したい場合は、それまでの無料ドメインではサイト運営ができず、新たなドメインでサイトを再開しなければならないこともあるのです。
そうなると、それまでのドメインパワーが引き継げないので、ある意味でまた一からドメインを育てていく必要があります。
これでは、さらに手間が増えてしまうだけです。
有料・独自ドメインのメリット
このように、無料ドメインは無料で使える良さはありますが、実は先々のことを考えると、結構不便なことも多いのです。
一方で、有料ドメイン(独自ドメイン)には、下記のようなメリットがあります。
サイトの信頼性が増す
有料ドメインを使用すると、サイトの信頼性が増すことがあります。
どうしても、無料ドメインだとわかるひとにはわかるので、無料ドメインを使っているがゆえに、サイトが弱く見えてしまうことがあるのです。
「ドメインにお金をかけずにサイト運営している」と見られてしまうこともあります。
サイトをしっかり運営しているように見せるためにも、有料ドメインを使う方が良かったりします。
短いドメイン名を取得できる
また、独自ドメインは、短いドメイン名も取得できます。
無料ドメインだと、もとのドメイン名が含まれているため、どうしてもドメイン名が長くなりがちです。
しかし、有料の独自ドメインならば、短いドメイン名も可能ですし、好きなドメイン名を持つことができます。
短いドメイン名の良さは、ユーザーに覚えてもらいやすいことです。
また、相手のサイトからこちらのサイトへリンクを貼ってもらうときも、短いドメイン名の方がリンクを貼りやすいはずです。
SEOに強いサイトを育てることができる
独自ドメインの良さはSEO対策にもあります。
自分だけのドメインなので、他のひとに勝手にドメインを使われることなく、SEOに強いサイトを目指せます。
無料ドメインのように、きちんと契約更新を行えば、ドメインが使えなくなる心配もありません。
サーバー移動してもドメイン名が変更にならない
また、仮にサーバを移動してもドメイン名が変わる心配はありません。
ときには、レンタルサーバを変えたいと思うことがあるかもしれません。
そういうときでも、ドメイン名を変えずに、サーバーの移行が可能です。
また、新規のドメインを取得して、一からドメインを育てなくてはならないという手間はありません。
有料ドメイン(独自ドメイン)のデメリット
以上、独自ドメインには様々なメリットがありますが、一方で独自ドメインのデメリットもあります。
運用コストがかかる
ひとつは、やはり独自ドメインはコストがかかることです。
初期費用で千円程度、また年間更新費用で千円以上の費用がかかることもあります。
ドメインやサイトを育てるのに時間が必要
また、独自ドメインを使う場合は、いちからサイトを育てなければいけない苦労もあります。
無料ドメインならば、これまでのドメインパワーを少なからず引き継げるのですが、独自ドメインの場合は一から育てなければいけないので、時間がかかるのです。
本気でサイト運営するならば、やはり独自ドメイン!
以上、独自ドメインと無料ドメインについて話してきましたが、本気でサイト運営するならば、やはり独自ドメインがオススメです。
無料ドメインは外的影響を受けることが多いので、結果的にはサイト運営する上で相当なリスクがあります。
しかし、有料ドメインならば、突然使用停止されることなく、継続してサイトを育てることができます。
長期的にしっかりサイト運用していくならば、やはり有料ドメイン(独自ドメイン)がオススメです。
日本語ドメインにはしない方がいい?
また、もし有料ドメインを使う場合は、「日本語ドメインを使用しようか」迷うかもしれませんが、個人的には日本語ドメインは使用しない方がいいと思います。
なぜならば、日本語ドメインはリンクを貼る際に面倒なことがあるからです。
そのままの日本語ドメインではリンクを貼れず、Punycode変換しなければいけないこともあります。
利便性で考えると、やはり英数字表記のドメインがオススメです。
ちなみに、もし有料ドメインを購入するならば、やはり業界最大手の「お名前.com」がオススメです。
実際に、当サイト管理者もドメイン取得の際に使っているサイトであり、ドメインの管理も非常にしやすいです。
有料ドメインの購入を検討している方は、「お名前.com」をチェックしてみるといいでしょう。
中古ドメインはSEOに強いと言われている
また、有料ドメインには、「中古ドメイン」というのもあります。
これは、すでに以前誰かが使ったことがあり、すでに手放しているドメインになります。
このような中古ドメインは、信頼性の高いサイト(政府関係など)からリンクが付いていることがあり、一から新規の有料ドメインでサイトを始めるよりも、SEO的に有利とも言われています。
だからと言って、中古ドメインを使えばすぐにSEO効果が得られるわけではありませんが、少しでもドメインパワーが欲しいのであれば、中古ドメインも検討してみるのもいいかもしれません。
ちなみに、中古ドメインは「中古ドメイン販売屋さん」というサイトから購入できるので、気になる方はぜひチェックしてみるといいでしょう。
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