職場のいじめや嫌がらせを受けて苦しんでいるひとは少なくありません。もし、職場でいじめを受けたらどうすれば良いのか、詳しく見ていきましょう。
目次
職場でのいじめ・嫌がらせは残念ながら多い
残念ながら、職場でのいじめや嫌がらせはとても多いのです。職場のひとからのいじめで苦しめられているひとは、少なくありません。
学校のいじめよりも陰湿ないじめ
職場のいじめや嫌がらせは、学校のいじめよりも陰湿です。子供達によるいじめもひどいものですが、大人達のいじめも、上層部にはバレないように行われます。無視したり、私物を壊されたり、仕事の邪魔や妨害をされたりと、かなり陰湿です。また、いじめる人間は同僚や上司だけでなく、零細企業の場合は、未熟な社長がいじめてくる場合もあるので、学校などと違い、誰にも助けを求めることができないのです。
ちょっとしたミスや勘違いがいじめにつながる
そもそも、なぜ職場でいじめが生まれてしまうのか、それまでは仲良かったのに、突然、嘘のようにいじめが始まることが多いのです。その原因は、ちょっとしたミスや勘違いだったりします。電話の受け取り間違い、自分の悪い噂を言われているという勘違い、そのようなちょっとしたことで、相手の逆鱗に触り、いじめが生まれてしまうことがあります。これは防ぎようのない事故です。
歪んだ快感やストレス発散のためのいじめ
職場でいじめをするひとは、歪んだ精神の持ち主なのです。相手を傷つけることで快感を覚えていたり、仕事のストレス発散のために、標的を見つけては、いじめを繰り返すひとが多いのです。また、仕事に対して自信がなかったりして、相手を傷つけて、自分より低く見せられるような人間を作り出そうとするのです。まさにこのような人間は、足を引っ張るタイプの人間です。
理由はどうであれ、いじめをするひとは、いじめることができるきっかけを探しているのです。悪魔のような性格の持ち主が、世の中に、社会にたくさんいるのです。そして、優しい人間、無害な人間が、傷つけられてしまうのです。
いじめをするのは仕事に打ち込んでいない証拠
そもそもいじめをする人間は仕事に打ち込んでいません。本当に仕事に集中していれば、いじめなどする暇もないし、わざわざいじめに労力を使わないでしょう。仕事ができない、もしくは仕事に集中していないひとが、職場でいじめをするのです。嫌がらせをして、仕事に対するストレスを紛らわそうとします。いじめをするひとは、ストレス耐性が弱いひとです。自分で感情をコントロールできないので、他人に当たるひとたちなのです。そのような未熟なひとたちが、いじめをしてしまうのです。
いじめを指導だと勘違いしている
いじめを指導だと勘違いしているひとたちも少なくありません。古い考えのひとは、いじめをすることで人材が育つと間違った考えを持っています。そのようなひとたちは、いじめの被害者だった過去を持っているひとも少なくないでしょう。いじめによる苦しみを知っているはずなのに、それでひとが育つと勘違いしています。ひとに痛みを与えることが育てる方法ではありません。
しかし、いじめれば育つと勘違いし、または自分勝手に考えて育つと思っているだけで、本当は有利に立っていることに快感を覚えているだけの自己陶酔型なのです。このような上司のもとで仕事をする部下は、悲惨な社畜人生が待っており、壮絶ないじめを受けることになるのです。
弱い立場の人間はいじめに刃向かうことができない
弱い立場の人間はいじめに刃向かうことができません。少しでも刃向えば、圧力で潰されてしまいます。これは、学校のいじめと違いありません。強い立場のものが、権力や圧力で潰しにかかるのです。だから、弱い立場の人間は、いつまでも職場のいじめや嫌がらせに耐えるしかないのです。
耐えることを教えられる日本の古い教育
日本人は職場でいじめを受けても耐えようとします。日本には耐えるのが良いという風潮があるので、いじめを受けても、耐えようとしてしまうのです。しかし、耐えるのにも限度があります。いじめるひとはどんどんエスカレートします。それでも真面目な日本人は耐えようとして、限界まできて、爆発してしまうか鬱になってしまい、精神的にも肉体的にも崩壊してしまうのです。
耐えることが美徳と捉えられがちな国ですが、耐えることで多くの犠牲を払うことになります。命を落としているひともいます。耐えるよりも、自分にとって充実感を感じること、やりがいを感じることにフォーカスすべきなのです。耐えることは必ずしも正しいことではありません。耐えることで、自分の精神や体を壊してしまう結果になるのです。古い教育は必ずしも正しいとは限りません。自分に合う行動をするのが大切です。
本当の自分の意見や考えがいえない文化
この国は本当に自分の意見や考えが言いにくい世界ができています。会社では意見を言えと言われるでしょう。でも、それは、意見を求めるひとの範囲内での考えが求められているのです。つまり、本当の意味での奇想天外な意見や主張は求められていないのです。だから、自分の配下に置きたがり、自分の力でいじめたがるのです。職場でいじめるひとは、自分の力を誇示したがります。
常に優位に立とうとします。そのような人間は、見下したい攻撃したい相手に対して、本当は意見など求めていないのです。求めているのは、自分が思うように動き、傷つけ、自分が優位に立っているということに快感を与えてくれるような存在であり続けることを求めているのです。だから、嫌がらせをするし、いじめをするのです。
そのようなひとが、残念ながら上についたりすることが多く、かなり苦しい状況を部下は強いられます。自分の意見など言える世界ではないでしょう。はっきり言って矛盾しているのです。けれども、それに傷かづ、気付こうとはせず、いじめるひとたちは自分が正しいと思い込んでいます。本当に辛い世の中です。
職場のいじめ・嫌がらせを受けたらどう対処すればよいのか
では、職場のいじめや嫌がらせを受けたら、どのように対処すればよいのでしょうか。いじめを受けると本当に辛いものです。以下の対処方法を検討してみましょう。
まずは上司に助けを求める
職場でいじめを受けたり、嫌がらせをされたら、まずは上司に助けを求めることです。管理している上司や人事課に連絡しましょう。現在、いじめにあっている、嫌がらせを受けていることを、詳細に伝えるべきです。いじめを止めさせるためにも、上司に助けを求めましょう。
本社がある場合は、本社にチクる
また、本社がある場合は、本社の人間にもいじめを受けていたり、嫌がらせを受けていることをちくりましょう。もう、全部吐き出すことです。そうでないと自分自身が壊れてしまいます。限界まで耐える必要はありません。これから、快適な生活を送るためにも、本社に密告しましょう。自分だけが傷つけられる必要はなにもないのです。
誰も助けてくれない場合は労働局にバラす
さらには、労働局などにもバラしましょう。なんなら週刊誌にも密告してもいいでしょう。もし、大きな会社であるならば、いまはそういう問題も大きく取り上げられる可能性がある時代です。このようなことを書くと、それほど大事にしたくない、会社と戦って敵対視されたくない、クビになりたくないと思うかもしれません。けれども、そんな心配するよりも、今度の自分の将来を真剣に考えた方がいいです。
このまま続けたら、鬱になって本当に自殺してしまうかもしれません。そんな人生、あまりにも寂しすぎます。もっともっと輝けるはずです。こんなところで、大事な人生を無駄にしてはいけません。お金よりも、自分が自分らしく生活できることの方を大切にすべきなのです。
それでも何も改善しない場合は腐った会社を去る
いろいろ職場でのいじめについて相談しても何も変わらないようであれば、退職することです。残念ながら、いくら相談しても状況が変わらないこともあります。いじめている相手が創立者の子孫であったり、重役についている場合や在籍が長い場合は、会社が見て見ぬふりをすることがあります。また、外部に相談しても、解決してくれるかはわかりません。
だったら、いっそのこと退職してしまいましょう。いつまでも、同じ会社にいて苦しむのは勿体無いことです。何も解決してくれません。ずっと同じ会社でいつづけると、その先もずっといじめられて、苦しい思いをするだけでしょう。だったら、会社を去ってしまった方がいいです。その方が楽になりますし、自分の人生のためにもいいです。いつまでも、耐えることが本当に良いことなのか、自分の将来や身体にとっても良いことなのか真剣に考えてみましょう。
もし退職を考えるならば、上記のページを参考にしてみてください。
職場でいじめを受けても復讐しようとしないこと
ここで一つ言っておきたいことがあります。仮に、職場でいじめや嫌がらせを受けても、復讐しようとしないことです。職場でいじめを受けるのは非常に辛いことです。本当に憎いことでしょう。でも、仕返ししようとすると、結局はそのような醜い人間と同じことになってしまいます。自分もいじめをするような人間と変わらなくなってしまうのです。
お願いですから復讐など馬鹿げたことはやめましょう。これは誰も得をしません。そうではなく、次の行動に力を注ぐべきです。転職なりに力を注ぎ、将来のことに重点を置くようにしましょう。また、同じような状況に陥っているひとを今度は助けてあげることです。それが必要な力です。自分の憎しみを暴力で発散するべきではありません。次の将来へつながるようなことに、この経験を使うべきなのです。
いじめによる被害は長い時間をかけて労ってあげること
これまで本当に頑張ってきました。こんなに辛いいじめを受けてもよく生きていた。あなたは素晴らしい。と今まで耐え忍んで生きて来たことを褒めてあげましょう。まずは労ってあげることです。いじめられた経験がつらいほど、後で思い出し、涙を流し、胸が締め付けられるような思いがします。それだけ辛かったことなのです。
そのような感情が後から来たら、優しく受け止めてあげましょう。自分はよく頑張った。でも、もう頑張らなくていいのです。自分らしく生きればいい。誰かに言われて無理に合わせる必要はないのです。もっと自分らしく生きられる場所がある。時たま、あのころの記憶が蘇ることでしょう。そのときは時間をかけてゆっくり労ってあげましょう。また、日記に書くのもいいでしょう。
自分の感情を客観視することができます。多くの辛い経験を経たひとは、ひとにそれだけ優しく接することができます。この経験は次のひとを助ける経験でもあります。辛かった過去から無理に逃げる必要はありません。感情が溢れ出たら、涙を流せばいいと思います。心の中で自分を抱きしめて褒めてあげましょう。自分だけが本当の自分を見守ることができます。これからも大切な自分を大事にしていきましょう。