公務員浪人に失敗して、絶望的になっているかもしれません。
しかし、うまくいかなかったときこそ、将来について考えるチャンスです。
公務員浪人失敗で考えるべきこと
「公務員試験に合格できなかった」という1つの結果が出たので、そこから将来について、考え直すきっかけが得られます。
公務員浪人に失敗したときに、考えるべきことを挙げていきます。
まず、落ち込まないこと
まずは、落ち込まないことです。
あれだけ頑張って挑戦した公務員試験に失敗して、ものすごく落ち込んでいるひともいると思います。
特に頑張ってきたひとほど、まるで人生が終わったかのような絶望感を抱いているかもしれません。
私も公務員試験には度々落ちてきたので、気持ちは痛いほどわかります。
しかし、こういうときこそ、将来を考えるチャンスなので、前向きに捉えることも大事です。
このまま公務員を目指す?
そして、公務員浪人に失敗したときに考えるべきことは、このまま公務員を目指すかどうかです。
再度公務員を目指すのは、精神的にも肉体的にもなかなか大変なことです。
多くの気力が必要にもなるでしょう。
就職活動を始める?
また、一方で公務員試験を諦めて、民間企業へ就職活動する選択肢もあります。
こちらも、精神的にも肉体的にも疲労することもあるでしょう。
もし、このまま公務員を目指すなら!
では、もしこのまま公務員を目指すのであれば、さらに考えなければならないことがあります。
なぜ公務員になりたいのか明確にする
まず、なぜ公務員になりたいのか、今一度考えてみましょう。
安定のためか、公務員の仕事に本当に興味があるのか、どういう仕事をしていきたいのか。
より面接官に納得させられるような回答を用意しておく必要があります。
経済的な確保はあるか
また、もし公務員試験を再度挑むのであれば、経済的な余裕もある程度ないと難しいでしょう。
さらに勉強時間を確保する
そして、勉強時間をさらに確保する必要があります。
もしかしたら、勉強時間が少ないので、公務員試験で良い点数が取れなかったのかもしれません。
公務員を目指すひとは、学生時代から公務員試験の勉強をしています。
相当な人数が公務員を目指すので、勉強時間はしっかり確保する必要があるでしょう。
勉強方法を見直す
また、ただ勉強するのではなく、勉強の効率性を考える必要があります。
公務員試験は、試験科目が多いので、端から端まで勉強していては、時間が足りません。
点数が稼げる効率の良い勉強方法が、限られた時間の中で勉強するためにも、大切なことです。
独学は厳しい
また、公務員試験を独学で対策するのは、相当難しいと思います。
独学で試験勉強をしていると、平気で何年もかかってしまうことがあります。
やはり、効率の良い試験対策をするためにも、下記のような公務員試験向けのスクールで学ぶのがオススメです。
過去問から対策する
また、効率よく勉強するためには、過去問から対策するのも1つのポイントです。
過去問から解いていき、苦手なところがあれば、そこを重点的に勉強する方法もあります。
例年出題内容が似ている場合もあるので、過去問から解いてみるのもいいでしょう。
小論文・面接対策をしっかり行う
なお、筆記試験対策も大切ですが、もっと大事なのは、小論文や面接対策です。
筆記試験に通っても、面接で落とされることはよくあります。
なので、小論文や面接対策こそ、しっかり行いましょう。
ここでは、公務員としての資質が問われてくる分野でもあります。
もし、就職活動を始めるなら!
一方で、もし民間企業へ就職活動するならば、下記のようなことに注意してみるといいでしょう。
公務員を諦めて後悔ないか
まず、公務員を諦めて後悔ないかです。
これまで相当公務員試験に向けて頑張ってきたひともいるでしょう。
本当にこれで諦めていいのか、自問自答してみることです。
どういう仕事に就きたいのか
また、就職活動をするときは、どういう仕事に就きたいのか、よく考えておきましょう。
興味ない仕事をしても、またすぐに転職したくなるかもしれません。
人生のうちの長い時間を占める仕事なので、あなたが興味ある、やりがいの持てる仕事を探すといいでしょう。
就職サポートを受ける
また、就職活動するにしても、自分がどういう仕事に就いたら良いのか、履歴書や職務経歴書の書き方などもわからないひとも多いと思います。
そういうときは、就職サポートに相談してみるのがオススメです。
上記のように、第二新卒向けの就職・転職支援サービスがあります。
自己分析ができたり、面接対策の相談もできるので、これから就職活動をする方は、相談してみるといいでしょう。
民間で働くのも悪くはない!
公務員を諦めて、民間企業で働くのに、躊躇してしまうひともいるかもしれませんが、民間企業で働くのは悪くないと思います。
民間の方が稼げる
まず、収入面では民間の方が稼げる可能性があります。
公務員は年収がある程度決められてしまっていますが、民間なら歩合給でさらに年収が上がることもあります。
また、独立すれば、それこそ年収に上限はなく、稼ぐことができるでしょう。
公務員になっても、やりたい仕事ができるわけではない
また、公務員になっても、必ずしもやりたい仕事ができるわけではありません。
特に、自分の力で稼いでいきたい方、どんどん新しいことにチャレンジしていきたい方にとっては、公務員の仕事に窮屈さを感じてしまうかもしれません。
自分の可能性を広げて、新たなことにも挑戦していきたいのであれば、個人的には民間企業への就職がオススメです。
一方で、市民のためにサポートしていきたい方ならば、公務員の仕事も良いかもしれません。
私は、どちらかというと、個人の能力を高めて、新しいことにも挑戦していきたいタイプだったので、結局は公務員を諦めて、民間に就職しましたが、大正解でした。
公務員試験で頑張ったことも無駄ではない
ただ、公務員にならなくとも、公務員試験に向けて頑張ったことは無駄にはなりません。
なぜならば、民間企業でも筆記試験が行われることがあり、公務員試験の勉強をしてきた人間からすると、民間企業の筆記試験はとても簡単に感じるからです。
また、仮に他の資格勉強をする際は、公務員試験で学んだ内容や勉強方法が生かされれることもあります。
特に、公務員試験に向けて頑張った努力や忍耐力は、これから社会人として歩む中で、困難な状況に当たった時でも、打開力の1つになるでしょう。
私自身も公務員試験の勉強で大変苦労してきましたが、その苦労を経験したからこそ、大抵の困難な状況、トラブルにもめげずに対処することができています。
公務員の参考書は売ると稼げる
また、公務員試験の参考書は、実は高く売れることがあります。
ブックオフなどの古本屋ではなく、教科書や参考書専門の買取サイトを利用しましょう。
公務員試験の参考書は、高いですし、また科目数もあり、試験勉強するひとは何冊も揃えなければなりません。
また、多少古くても試験に使える参考書も多いので、中古本でも高く売れる可能性があるのです。
公務員の参考書を売りたい場合は、教科書や参考書の買取に特化している「専門書アカデミー」に買取依頼してみるといいでしょう。
公務員試験に落ちることは敗北者ではない
公務員試験に落ち、公務員を諦めると、敗北者のように感じるかもしれませんが、そのようなことはありません。
たとえ、公務員になれたとしても、公務員なりの苦労がありますし、また公務員を辞めてしまうひとも少なくありません。
公務員になれたからといって、充実した人生が送れるという保証はどこにもないのです。
大切なことは、公務員だろうと民間だろうと、あなたが本当は何がしたいかです。
周囲の意見や表面的な部分ばかりに惑わされずに、あなたがどういう人生を歩みたいのか、よく考えた上で方向性を決めるといいでしょう。
公務員として働くことは素晴らしいことですが、たとえ公務員を諦めて、民間企業で働くこと選んだとしても、それは決して負けでも、間違ったことでもありません。
それは、公務員を諦めて、民間で働くことを選んだ私が経験しているので、言えることです。
公務員浪人で失敗して、悲しい気持ちになっているひともいるかもしれませんが、これからの道こそが大切なのです。
今こそ、本当に次の道を考えるチャンスです。