長時間労働が当たり前の美容師の世界、仕事をやめたいと思っている人も少なくありません。
もし、現役美容師の方で、今の仕事がやめたいと思ったら、ぜひ参考にしてみてください。
目次
長時間労働の美容師の仕事を辞めたい
美容師の仕事は本当にハードです。
毎日10時間以上、立ち仕事をすることも珍しくありません。
アシスタントもスタイリストも閉店後にカットの練習などを行うので、どうしても仕事が終わって家に帰るのが遅くなります。
日付が変わってからの帰宅も多く、睡眠時間は6時間以下である日も多いです。なので、仕事中に疲れて気を失う美容師も実際います。
また、店長や副店長も仕事が多く帰宅が遅いのが現状です。
特に管理職の立場になると、お店の運営や部下の育成を任されるので、仕事が多くて、家に帰るのが遅くなります。
子供や家族を持つ美容師は大変で、奥さんの協力なくしては家族で生活することはできません。
美容師の仕事は給料が安く、福利厚生の待遇面も悪い
忙しく肉体的にも大変な美容師の仕事ですが、実際の給料はというと、アシスタントの場合は月15万円くらいがザラです。
また、小さなお店だと、保険などもなく、安月給なこともありますよね。
さらに、厳しい先輩がいたり、休みは火曜日しかなかったりと、非常に労働環境下は厳しいのです。
さらに、カット用のウィッグは、お店から用意されるわけでもなく、自分で買わないといけないので、お金もなく一人暮らしの美容師は大変です。
美容室によっては、大会やコンクールなどに精を出しているところもあり、出場準備に向けて休みを返上して頑張らなければいけないこともあります。
まさに、美容師は職人の世界なのです。
美容師は潰しがきない仕事
それでいて、美容師の仕事は潰しがきかない仕事とも言われています。
長年美容師の仕事しかしていない人ほど、異業種へ転職するのは難しいとも言われているのです。
もし、異業種へ転職するにしても、また一から覚えなければいけません。
またゼロから降り出しに戻ることもあり、新たに覚えるのは非常に大変なのです。
美容師の世界は12年働いても半人前と言われる
美容師の世界は12年働いても半人前とも言われます。
12年働いてようやく一周期(12年で一区切り)の流れがわかるとも言われています。
デザインを学ぶには相当な時間が必要ですし、またデザインは常に変化していくものなので、学び続けなければいけないのです。
美容師という仕事は長く続けていかなければ知れないものも多いですが、長く続けるだけ年齢も重ねて、ふるいにかけられる業界でもあります。
美容師が独立するのはとても大変
頑張る美容師の中には、独立を考えるひともいるかもしれません。
でも、独立するのって相当な覚悟とお金がいりますよね。
場所代借りたい内装に手を加えたり、機材を揃えたりすると、数千万円はかかって、借金も必要になるでしょう。
家族を持っていたら、なおさらそんな冒険なんてできなくなります。
いつかいつかはと独立を夢見ていても、日々の忙しい業務に追われて、なかなか独立まで足を踏み出せないのですね。
美容師の夢を諦めるのもあり
正直、美容師の夢を諦めるのもありだと思います。全ての新人美容師がずっと美容師の仕事を続けるわけじゃないでしょう。専門学校を卒業して憧れの美容師になっても、働く前のサロン見学に説明されたこととは全然違い、あまりのキツさに驚き辛いと感じて辞めていく美容師も少なくありません。学校で教わることと現場での業務は全然違うものですよね。
美容師の経験は無駄にならない
けれども、たとえ異業種に転職しても美容師の経験は無駄になりません。先ほどでは、美容師の仕事は潰しがきかないと言われているとお伝えしましたが、そんなことはないのです。実際に、美容師の経験を活かして異業種で活躍する元美容師もいます。
美容師の経験を活かして異業種で活躍する元美容師
美容師の経験を活かして、デパートのウィッグ売り場でフィッティングの仕事をして活躍する元美容師もいます。
美容師でのカットやセット技術がウィッグの世界でも活かすことができるのです。
また、美容師免許を活かして、マツエク専門店を経営する元美容師もいます。
その女性は美容師の仕事は立ち仕事が多く、腰痛への影響もあり、マツエク専門店を開業したそうです。
けれども、今度は肩にコリがきているようですが(笑)。
その他にも美容問屋で働いている元美容師がいたりと、美容師の経験は他の業界でも活かすことができるのです。
美容師の仕事しかしていないから他の職業にはつけないと思うのではなく、ぜひこれまでの美容師の経験を活かして他の業界にも積極的に就職活動してみましょう。
これから異業種への転職を希望するならば、プロ求人アドバイザーから的確なアドバイスが受けらえる「DODA」がオススメですね。
もし、時間があり直接面談に行けるならば、「DODA」を検討してみてもいいでしょう。
また、ネットから求人情報を探すならば、ジョブリンクワークが求人案件が多いのでオススメですね。
美容師の経験を活かして介護の職を選ぶ選択肢もあります。
30過ぎても需要はある
30歳を過ぎると求人が一気に減るとも言われていますが、そんなことはありません。
20代でも30代でもまだまだ求人はあります。
人手不足の企業はかなり多く、転職しやすいのです。
だから、ひとの言葉に騙されずに、転職活動を行うといいでしょう。
あなたが何をしたいのか?美容師を続けないのか?
色々お伝えしましたが、最後はあなたがどうしたいかです。
今、美容師をやめることに後悔ありませんか?
甘えとかではなく、本当に後悔ないならば、辞めてもいいでしょう。
ただ、あなたが本当に美容師の仕事が好きならば、まだ考えてみる必要はあるかもしれませんね。
ひとは考えが変わるものですから。
続けていくことで見える世界もあります。
一番は、あなたが何をやりたいのか、どう生きていきたいのか、見極めることが大事です。
美容師の免許は色褪せない
美容師の道を諦めていいのか、迷うひともいるでしょう。
本来は、スタイリストになりたいと思い、頑張って美容師の免許を取得し、働いていたはずです。
しかし、あまりの労働環境にツラく傷つきトラウマにもなったことでしょう。
もう生きている意味すらわからないと思ったかもしれません。
けれども、同じような思いをしているのは、あなただけではないです。
多くの美容師が上司の言葉や長時間労働に疲れ、涙を流しています。
でも、もしまだ美容師の道が捨てきれないのであれば、他の美容室で働くことも検討してみてはどうでしょうか。
お店が変われば、労働環境は大きく変わるものです。
もっと働きやすい美容室はきっとあるはずです。
いずれにしても、自分なりの答えを導き出していきましょう!
退職代行業者を使い仕事をやめる
ちなみに、もし仕事をやめられないときは、代行業者がおすすめです。
『上司や会社に悪い』
『なかなかやめさせてくれない』
そんなことでお悩みではありませんか?
自分でやめるというのは、伝えにくいものです。
だからこそ、退職代行がおすすめですよ!
退職代行を使えば、面倒なやりとりもなく、即日仕事をやめられます。
美容師の方でも、退職代行業者を使っている方は、少なくありません。
退職手続きも全て代行業者がしてくれるので、かなりおすすめです。
私も代行業者を利用したことがあり、ちなみにこちらが良心的でした!
もし、どうしてもやめられなくて困っている方は、退職代行業者も検討してみましょう。