印刷会社の営業が辛くてやめたい方もいるでしょう。

印刷会社の営業から転職することは十分に可能です。

体験談も踏まえて、詳しく見ていきたいと思います。

目次

印刷会社の営業が辛すぎて辞めたい!転職したい!

印刷会社の営業が辛すぎて転職したい!

印刷会社の営業はとても大変です。

実際に仕事をしてみて、その辛さを実感しているひとも少なくないでしょう。

理想と現実のギャップ

印刷会社で営業として働く前は、お客さんにクリエイティブな商品を提供しているように感じるかもしれませんが、現実はクリエイティブでもなく、ものすごく厳しい世界です。

まず、特に下請け会社は、自ら新たに何か作り出すのではなく、お客さんに言われたデータ通りに印刷物を作るのが仕事です。

なので、全くクリエイティブではなく、むしろきちんと印刷物に仕上げるためのデータ修正作業が多いです。

ひたすら送られてくるデータの修正をして、要望通りに印刷物を納品するので、数をこなしていく流作業に近いです。

新規飛び込み営業は当たり前!

新規飛び込み営業は当たり前!

そして、印刷会社の営業は、飛び込み営業や電話営業が当たり前のようにあります。

おそらく、このような新規営業が嫌で辞めていく方も多いと思います。

営業の先輩たちは、既存客を持っているため、それほど新規営業を行わなくても良いのですが、新人の場合はお客もいなく、自分たちで仕事を取ってこなくてはなりません。

そうなると、どうしても新規営業せざるおえないのです。

しかし、今は価格で買い叩かれる時代ですし、印刷物の需要も昔より減っているので、なかなか新規営業をしても仕事は得られません。

朝から晩まで何日も、飛び込み営業や電話営業をしても、お客さんが取れないことは普通にあります。

特に、スーツを着ての夏場の営業は、暑くて体力を消耗し、また冬場の営業は寒くて辛い思いをします。

それでも、新規顧客を取ってくるまで、なかなか会社に戻れない日々が続くのです。

電話代を責められるので、電話営業できないことも

飛び込み営業は、いきなり訪問しても、受付で断られることがあるので、精神的にも傷つき、あまり飛び込み営業はしたくないものです。

また、会社での電話営業も、断られるときに、会社の周囲のひとたち(顧客がいる他の営業のひとたち)にも聞かれるので、居心地悪くあまり会社での電話営業もしたくないものです。

なので、営業が各自で持っている携帯電話で、ひとりでいるときに電話営業しようとします。

しかし、そうすると携帯電話の電話代について会社から言われてしまうので、結局は会社で電話営業するか、飛び込み営業するしかありません。

また、古いタイプの上司や社長だと、足で動くことが良しとされるので、電話営業すらもさせてもらえず、ひたすら新規飛び込みを営業させられることもあります。

営業ノルマが達成できず詰められる

しかし、飛び込み営業もうまくいかず、月のノルマも達成できないと、上司からノルマ達成出来ていないことを責められます。

ひたすら叱責や暴言を受けて、また新規営業を行わなければいけなく、そして結果が出ないとまた責められるという日々が続きます。

営業成績がよくない社員は、早く帰ることもできません。

逆に数字さえ取れてれば、サボっていようと多めに見られます。

営業は全て数字で見られるため、数字が取れないひとは、とことん責められることになるのです。

営業職では、世の中で言うパワハラの環境が、普通に存在するのです。

印刷営業はクレームを受けやすい

印刷営業はクレームを受けやすい

また、印刷営業はクレームを受けやすい仕事です。

少しの違いが、大きな問題に発展してしまうのです。

一文字の印刷間違いで刷り直し

印刷の仕事では、たった一文字の間違いで、全部刷り直しになります。

それが何万冊もする本だと、大変な作業になってしまいます。

また、文字の間違いが、こちら側に責任があるのか、ないのかでも、揉めることになります。

特にデータでもらう場合は、文字化けして印刷してしまうこともあるので、非常に注意が必要です。

しかし、いくら校正しても、文字の間違いを見逃してしまうことがあり、刷り直しで大きな手間を取らされることがあります。

特に、納品直後の客先からの電話は恐怖もので、「何かミスがあったのではないか」と胸が締め付けられるような思いをします。

また、万が一トラブルが発生した場合は、すぐに再度印刷手配を組み、お客さんに謝りに行かなくてはいけず、大変な思いをすることになります。

こちらのミスで刷り直す場合は、会社にとっても損害を与えることになり、顛末書を書かされ、減俸処分位なることもあります。

印刷会社の営業は、たとえ新規で仕事を取ってこれたといっても、安心して休まる日はなかなかないのです。

A判、菊判、全判の紙サイズを間違える

印刷業界は、A判、菊判、全判など様々な紙のサイズがあります。

印刷業界が浅いひとだと、紙の発注サイズを間違えることがあります。

大きめのサイズを頼んでしまい、紙の無駄使いをしてしまったり、逆に小さいサイズを発注して、印刷が出来ずに急いで再度正しいサイズの紙を発注し直すこともあります。

紙のサイズを間違えると、印刷工程が遅れてしまうことにもなるので、気をつけなければいけないことです。

また、余分に頼んでしまうと、無駄に経費をかけてしまうので、さらに会社から怒られます。

指定の紙が見つからない

また、地味に時間を取らされるのが、お客さんから特殊な紙の指示がある場合です。

かなり特殊な紙もあり、探してもなかなか見つからないこともあります。

また、仮に指定の紙が見つかったとしても、あまりに高く、結局は別の紙を指定されることもあります。

色が合わない

また、紙以外にも、色が合わなくてトラブルになることもあります。

データで見る色と実際刷られる色とでは、やはり違うこともあるので、色の違いでクレームを受けることもあります。

そういう場合は、本色校を取るなどして、対処していくのですが、結構時間や労力がかかる作業です。

特にクリエイターなどのお客さんは、色に対して強いこだわりを持つ傾向になるので、色の合わせで大変な労力が必要な場合もあります。

印刷業界では、紙や色で揉めることはよくあります。

納期が厳しい

納期が厳しい

特に下請けの会社ほど、納期は厳しい傾向にあります。

お客さんからのデータ入稿は遅く、それでいて急いで納品するように要求されるものです。

しかし、あまり余裕なく急ぎすぎると、ミスが生じる原因にもなり、ミスしたら責められ信用を失うことになります。

あまりに納期が狭いと、ときには休みを返上して、仕事をしなければいけないこともあるのです。

ときには自ら運ぶことも!

急ぎの納品だと、営業自らが運ぶこともあります。

夏にスーツで印刷物を運ぶと暑くて疲れますし、逆に冬は寒い思いをします。

また、印刷物は水に弱いため、雨の日はときに気をつけて運ばなければいけなく、結構肉体労働を伴うものです。

運んでいる途中に印刷物を落として、梱包が破けてしまい、再度梱包し直す事態に陥ることもあります。

値切りは当たり前

だいたい、どこのお客さんも相見積もりを取っていることが多く、見積もりを出しても、値切られることが多いです。

印刷会社の営業は、常に価格競争に強いられ、足元を見られることがあるのです。

たくさん見積もり依頼されるも結局発注されず

また、印刷物の見積もりは特殊なので、コンビニのレジのようにすぐに値段は表示できません。

紙の値段も原油の値段に左右されるため、その時々で値段が変わるので、同じ価格ではないのです。

インク代も同様に、時期によって値段は変わります。

なので、頻繁に見積もりを行うのですが、特に冊子の印刷見積もりの場合は、使用する色の数や用紙、サイズや部数により大きく値段も変わります。

それが何種類もの冊子になると、見積もりだけで数時間費やすこともあるのです。

さらに相見積もりで依頼が来て、金額を叩かれることもあります。

そして、たくさんの見積もりをクライアントに提出しても、結局は他の安い印刷会社が選ばれ、仕事がもらえないことはよくあることです。

このように、印刷会社の営業は見積もりを頼まれるだけで終わるケースも少なくありません。

中には当て馬にされ、仕事がもらえないのに見積もりさせられたり、嫌がらせでかなりの数を見積もりさせられることもあります。

見積もり依頼ばかりされて、一向に仕事がもらえないこともあるのです。

印刷現場との連絡のやり取りが大変

刷現場との連絡のやり取りが大変

印刷営業は、様々な要求を言うお客さんと、印刷技術者との掛け渡しを行わなければいけないので、大変な苦労を伴います。

お客さんからの要望を聞きつつ、印刷技術者の不満も聞かなければいけないこともあります。

どちらかの言うことだけを聞いても、仕事は進まないので、不満や愚痴を聞きつつも、円滑に作業を進める必要があります。

データ修正で制作者から苦情を受ける

お客さんのデータに不備があることも、よくあります。

そういうときも、制作サイドから文句を言われることもあるのですが、営業はうまく対応して、お客さんとも連絡を取らねばなりません。

そういう気苦労があるのも、営業の大変なところです。

印刷会社の給料はとにかく安い!

印刷会社の給料はとにかく安い!

新規飛び込み営業や厳しいノルマなど、神経をすり減らして働いても、印刷会社の営業の給料は、それほど高くはありません。

新卒だと、手取りで月20万円いかないこともあるでしょう。

ある程度数字を上げないと、月30万円以上稼ぐのは難しい世界です。

また、ボーナスもそれほど多くはもらえません。

印刷の営業は、数字を上げない限りは、なかなか稼ぐのは難しいのです。

新規顧客が取れない限りは、どんなに頑張っても、安月給で働くことになります。

上司や社長からのパワハラに耐える日々

数字が取れず、ノルマが達成できないと、上司や社長から詰められて、パワハラを受ける可能性もあります。

印刷会社の営業は、数字が取れるか取れないかで、その社員の扱いもかなり変わります。

数字が取れない社員は、厳しい言葉を浴びせられる環境下で、働かなくてはいけないこともあるのです。

印刷物の需要は減ってきている

さらに、新規顧客を獲得したくても、そもそも印刷物の需要は減ってきている傾向にあります。

デジタル化が進み、紙離れが急速化しているので、なかなか印刷物で新たに仕事を受けるのは、難しくなってきています。

なので、今後はますます印刷物の営業は難しく、給料が上がる見込みはあまりないかもしれません。

業界全体としても、厳しい状況は続いていくでしょう。

営業から内勤に回る

どうしても営業で成果を上げるのが難しいひとは、制作サイドなど内勤に回ることもできる可能性はあります。

ただし、これは会社に相談してみて、上層部から了解を得ることが必要になるでしょう。

ひとによっては、営業が不得意にも関わらず、営業職についている場合もあるでしょう。

そういう方は、いくら頑張っても成果がなかなか上がらない可能性もあります。

そういうときは、思いきって部署を変えてもらえるように、会社に相談してみるのも良いかもしれません。

ただし、営業で成果を上げることができなく、他部署へ移動した場合は、そのひとの評価は下がる可能性があります。

なので、営業職から部署移動したい場合は、評価が下がることも覚悟の上で、部署移動をするか選んだ方が良いかもしれません。

代行業者利用で仕事をやめる

ちなみに、もし仕事をやめられないときは、代行業者がおすすめです。

『上司に悪い』

『なかなかやめさせてくれない』

そんなことでお悩みではありませんか?

自分でやめるというのは、伝えにくいものです。

だからこそ、退職代行がおすすめですよ!

退職代行を使えば、面倒なやりとりもなく、即日仕事をやめられます。

営業の方でも、退職代行業者を使っている方は、少なくありません。

退職手続きも全て代行業者がしてくれるので、かなりおすすめです。

私も代行業者を利用したことがあり、ちなみにこちらが良心的でした!後払い可能な退職代行「辞めるんです。」

もし、どうしてもやめられなくて困っている方は、退職代行業者も検討してみましょう。

印刷営業から異業種に転職できる

印刷営業から異業種に転職できる

印刷営業は結構辛いことも多いので、やめたいと思うひともいると思います。

なお、印刷営業から異業種に転職することは十分に可能です。

「印刷営業から他の業界に転職するのは難しい」と思う方もいるかもしれません。

しかし、実際には印刷営業から他業界へ転職することは十分に可能なのです。

営業経験は他の業界でもいかせるスキル

営業経験は、他の業界でも十分に生かすことができます。

もし、他の業界の営業職に就きたいならば、すでに営業経験があるので、たとえそれまでに実績を残せていなかったとしても、他業界の営業職に就ける可能性は十分にあるでしょう。

また、営業職以外にも転職することは十分可能です。

今は、人手不足の企業も多く、未経験歓迎の企業も少なくありません。

また、営業で培ったコミュニケーション能力は、他の仕事でも十分に生かすことができます。

営業ならば、サボって転職活動ができる

営業の良い点は、サボって転職活動ができることです。

企業面接は平日に行うことは少なくありません。

平日だと、会社員はなかなか転職活動を行うことができます。

しかし、外回りが多い営業ならば、営業と嘘をついて、転職活動を行うこともできるのです。

ノルマがあり、なかなか厳しい営業職ですが、こういう面では外回りの営業は有利に働くこともあります。

また、営業と嘘をついて転職活動をすることに、引け目を感じるかもしれませんが、もし本気で転職する意思があるならば、転職活動を行っても良いと思います。

周囲が反対しても気にしない

あなたの人生はあなたが決めることです。

周りに何を言われようとも、あなたが目指す方向へ進めば良いと思います。

実際に転職しようとすると、「まだ早い」「社会では通用しない」などいろいろ言われることもあります。

それでも、本当にやりたいことがあるならば、気にしないことです。

後悔は、何かをやったあとではなく、やらなかったことに対して抱くものです。

まずは転職エージェントに相談してみる

もし、印刷会社の営業をやめたいならば、まずは転職エージェントに相談してみると良いです。

印刷の営業だった私自身も転職エージェントに相談しました。

そのときは、上記のリクルートエージェントとdodaに相談しました。

どちらのキャリアアドバイザーも親身になって相談に乗ってくれて、また自分自身を客観的に見つめるきっかけができ、それぞれ求人を紹介してくれました。

なかなかひとりだけだと、自分自身について考えることができなく、方向性も定まり辛いので、転職エージェントに相談するのはおすすめです。

その他にも、おすすめの転職サイトは、下記で紹介しています。

おすすめな転職支援サイト

大学中退にもおすすめな就職支援サイト

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未経験からでも異業種へ転職できる

「WorX」ならば未経験からでも異業種へ就職・転職が可能です。

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転職を考えるならば、マイナビエージェントもおすすめです。

IT業界だけでなく、様々な求人案件を揃えています。

また、専門エージェントが詳しく説明してくれるので、これから転職を考える印刷営業経験者もマイナビエージェントには登録しておくと良いです。

諦めなければ、印刷営業から転職できる!

諦めなければ、印刷営業から転職できる!

諦めなければ、印刷営業から転職することは十分に可能です。

周囲は反対意見などいろいろ言われるかもしれませんが、決して諦めないことです。

行動し続ければ、異業種へ転職することも十分可能です。

強い気持ちがあるならば、ぜひ転職活動をしてみると良いでしょう!