目次
- 1 大学職員の筆記試験は公務員試験のに比べたら大したことない
- 2 大学職員の採用試験は平日も行うため在職者は大変
- 3 必ずしも母校だからといって大学職員になれるわけではない
- 4 第二新卒で大学職員になることは可能
- 5 大学職員の給料は大して高くない
- 6 大学職員の賞与は一般企業に比べて多い
- 7 大学職員の仕事は女性・子持ちには優しいことも
- 8 大学職員は福利厚生が良い
- 9 大学職員は準公務員とも言われている
- 10 少子化なので今後の大学職員はますます大変
- 11 楽したくて大学職員になると後悔することも
- 12 大学職員はスキルの向上はあまり期待しない方が良い
- 13 ワンマン経営の私立大学は実に多い
- 14 大学職員のモチベーションは全体的に低い
- 15 それでも大学職員に転職したい場合は転職サイトを使おう!
大学職員の筆記試験は公務員試験のに比べたら大したことない
この記事を見ている人は、大学職員への転職を考えている人も多いでしょう。そこで今回は大学職員への転職についてお話ししましょう。実際に大学職員で働いた経験があるので、詳しく説明していきたいと思います。まず、大学職員には筆記試験が設けられているところが多いです。ただ、大学職員の筆記試験は、公務員試験の筆記試験に比べたら簡単です。公務員試験のように多科目ではなく、簡単な数字計算であったり、いかに頭の回転を速くして算数のような問題に答えられるかという簡単な試験です。なので、大学職員の筆記試験に挑む場合は、SPIなどの本をさらっと見ておく位でいいでしょう。ただ、どのような筆記試験ができるのか、一応ネットでも調べておくと当日の筆記試験が受けやすくなるので、調査するようにしましょう。
大学職員の採用試験は面接重視
大学職員の採用試験では、筆記試験よりも採用面接の方がとても重要です。採用面接は何回もありますので、まず筆記試験でふるいにかけて、採用面接でさらに候補者が選ばれます。なので、大学職員の採用試験では、筆記試験よりも面接試験の対策をバッチリ行った方がいいでしょう。
大学職員の採用試験では志望動機が重要
採用面接では、なぜその大学職員を希望しているのか、志望動機を的確に答えられるようにしましょう。適当な答えだと、楽したくて大学職員を目指すことがバレます。たとえ、楽したいがために大学職員を目指すにしても、採用されるためには、それらしい理由もつけましょう。コツは、その大学について徹底的に調べることです。創立はいつか、学長は誰か、生徒数、学部、大学の取り組みなど、いろいろ調べて、志望動機に生かしていくといいでしょう。ありきたりな志望動機でなく、その大学で働きたい理由をしっかり述べましょう。
ただ大学職員は人気なため倍率高し
ただ、大学職員はやはり人気なため、倍率が高いです。公務員試験に落ちた人なども大学職員を目指したりします。やはり安定を求めて、大学職員を目指す人が多いのです。そのため、競争が激しく、採用試験に向けた準備が必要になるでしょう。人によってはいくつも大学職員の試験を受ける人もいるほどです。一般企業で辟易した人が、大学職員を目指すケースは少なくないのです。
大学職員の採用試験は平日も行うため在職者は大変
また、大学職員の採用試験は平日に行うことも多いです。なので、在職中の人は仕事を休んだり、仕事をサボったりして採用試験に挑まないといけません。営業の人ならば、外で試験を受けやすいでしょうが、内勤の人となるとそうはいかないでしょう。会社を休まないと採用試験を受けることができません。なので、どちらかというと、離職中の人の方が大学職員の試験は受けやすいでしょう。たとえ離職中だからといって不利に扱われることはありません。また、在職中の人はなんとかやりくりをして、採用試験に挑む必要があるでしょう。
必ずしも母校だからといって大学職員になれるわけではない
あとは、必ずしも母校だからといって、大学職員になれるわけではありません。実際に卒業生がそのまま大学職員になるケースもありますが、多くは中途採用や他大学卒業の人が大学職員になっています。たとえ、母校の卒業生でも採用試験で落とされることがあるので、受かると思わない方がいいでしょう。
第二新卒で大学職員になることは可能
大学職員は中途採用も多いので、第二新卒でも十分に受けることが可能です。むしろ第二新卒ならば、まだまだ若く採用されるチャンスも十分にあります。なので、大学職員に興味があるのならば、目指してみるのもありでしょう。
大学職員は中途採用者が多い!30代40代も
また、第二新卒だけでなく、30代40代で大学職員になるケースもあります。前職までの仕事が評価されて大学職員になるケースも少なくないのです。なので、一般企業に比べて、大学職員の窓口は広いと言えるかもしれません。また、大学によっては一気に4、5人採用するケースもあります。そこは大学次第ではありますが、30代40代でも十分に大学職員を狙えます。
大学職員の年齢は幅広い
大学職員の年齢は本当に幅広いです。20代から70代まで幅広くいます。やはり業務の引き継ぎもあるので、幅広い年代がいた方が良いのでしょう。一つの世代だけで固まるわけではないので、世代が異なり面白いこともあるでしょう。
大学職員の給料は大して高くない
大学職員の給料は高いと言われることもありますが、正直対して高くないと思います。普通に20万円前後の月給である場合も少なくないです。ただ、残業などすれば残業代が発生するので、その分月給も多くなるでしょう。また、主任や部長など階級が高くなれば、役職がつくので給料も高くなります。給料自体はそんなに高くないのですが、その他の支給が他の一般企業に比べて優遇されています。
大学職員の賞与は一般企業に比べて多い
また、大学職員の賞与(ボーナス)も良いです。年間で月給の5ヶ月もしくは6ヶ月出ることも珍しくありません。大学職員の賞与は一般企業に比べたらだいぶ良いでしょう。中小企業の場合は、賞与で1ヶ月出るのも大変なくらいなので、大学職員は月収以外に賞与など恵まれた面があるのも確かです。
大学職員の仕事は女性・子持ちには優しいことも
あと、大学職員は女性に優しい仕事とも言われています。定時に帰れることもありますし、重労働でもない。そして、産休育休制度もあります。出産を控える女性大学職員は一年お休みできることもあるのです。普通の企業ならば、一年近く仕事を休みながら収入がもらえることはまずないでしょう。しかし、大学職員ならば産休育休制度があるので、かなりの時間を出産と育児に費やすことができるのです。なので、大学職員の仕事は女性にも非常に人気です。働いた職場でも、普通に出産育児で1年ほど休みを取る女性大学職員が何人もいました。
大学職員は福利厚生が良い
また、大学職員は福利厚生も優れています。ホテルや旅館、また娯楽施設など格安で利用することができます。大学職員は組合共済に加入するので、施設が格安で利用できるのです。なので、夏季休暇や冬季休暇での家族旅行など格安で高級旅館など宿泊することが可能です。また、ジムなども格安利用することができます。大学職員の福利厚生は充実しているので、それだけでもお得です。
大学職員は準公務員とも言われている
大学職員は安定性やホワイト的職場なので準公務員と言われたりします。確かに有給も取りやすく、一般企業それもブラック企業に比べたら休みやすい傾向にあるので、大学職員が準公務員と言われることもあります。けれども、これは所属する部署によりまちまちです。部署によっては壮絶ブラックよろしくのような仕事っぷりの大学職員もあるのです。
少子化なので今後の大学職員はますます大変
また、大学職員が今後も安定しているかと言われれば怪しいです。なぜなら、今後も少子化が進み、生徒が減っていく傾向にあるからです。当然大学の経営も苦しくなります。事実、定員割れの大学も多くあります。そうなると、大学職員の給料や賞与の削減も検討され、大学運営自体も不安定になり、今後の経営は微妙になることもあるでしょう。特に一流大学以外の大学は経営について本気で考えないといけない時だと思います。
楽したくて大学職員になると後悔することも
また、楽したくて大学職員になると後悔することがあります。なぜなら、大学職員は決して楽な仕事ではないからです。センター試験時は朝早くから大学内外で寒い中警備を行わないといけません。夜遅くまで働くこともあります。
大学職員でもブラック企業並みの残業を強いられる
実際に部署によって大学職員でもブラック企業並みに残業を強いられるケースもあるのです。終電が過ぎても帰れず、そのまま大学で徹夜で仕事をするケースもあります。しかも、それほど残業をしても残業代を申請できるわけではありません。残業代を申請しようとしても、所属長に突っ撥ねられることもあります。なので、かなり長時間残業をしても、見合い給料がもらえないことも多々あるのです。それだけではありません。普通に休日出勤することもあります。ひどい時は14日連続出勤なんてこともあり、月に4日くらいしか休めないこともあります。しかも朝から夜遅くまで働き、大学職員でも法外な勤務時間を強いられることも実はよくあることなのです。なので、働きすぎて鬱になる人や、倒れて病院送りになる大学職員もいます。決して大学職員は楽な仕事ではないので、楽したくて大学職員になると後悔することになるので注意しましょう。部署により勤務体系は本当に違います。
大学職員はスキルの向上はあまり期待しない方が良い
これほど残業を強いられることもある大学職員ですが、スキルの向上はあまり見込まない方がいいでしょう。大学職員は作業が多いですが、そのほとんどが事務作業です。何か新しいものを作ったり、ノルマが課せられ、それに向かって努力するということはありません。雑務が本当に多いので、いくら頑張ってもスキルの大きな向上はないでしょう。大抵する仕事は毎年同じで決まっています。なので、新しいノウハウを学ぶことはそんなにないです。ですから、一般企業で培えるようなノウハウは養いにくいでしょう。なぜなら、大学の収入源は生徒の親たちであり、あらかじめ決まっているのです。いくら頑張ってもそこから増えるわけではありません。だから、営業らしいことも新たなサービスを開発することもしないので、創造性に欠ける仕事なのです。確かに、生徒を獲得するために広報活動を行うでしょうが、一般企業の営業のそれとは違います。どこかゆるさが正直あるのです。なので、大学職員では極端なスキルアップを見込まない方がいいでしょう。内勤で事務作業をコツコツするのが好きな人は向いているでしょう。女性は事務作業が好きな人も少なくないので、コツコツ仕事をしたい、育児産休が欲しい人にはオススメな仕事です。逆にバリバリ営業したい、会社に革命を起こすような発明やクリエイティブな仕事をしたい人には、はっきり言って大学職員の仕事は向かないでしょう。
大学職員は様々な部署を経験できる
ただ、大学職員は様々な部署を経験することができます。大学職員が働く部署は、人事や総務、経理など様々あります。それらの部署を垣根なく定期的に担当を変え、様々な部署の仕事を学ぶことができるのです。なので、いろいろな部署の仕事を経験したい人には大学職員の仕事は最適かもしれません。浅く広く仕事を学びたいならば、大学職員はいい仕事でしょう。また、大学側もそのような人材を欲しています。つまり多岐にわたる業務をソツなくこなす人材が欲しいのです。
ワンマン経営の私立大学は実に多い
安定、ホワイトと言われる大学職員の仕事ですが、そんなことは決してありません。だいたい私立大学は一族経営であることも少なくなく、一般企業と同じようにワンマン経営な私立大学も少なくないのです。独裁政権状態で大学運営するところもあります。働いた私立大学もまさにそうで、誰も経営者に刃向かうことはできません。嫌なことを言われてもいいなりになるしかないのです。大学職員は安定した穏やかな仕事に見えますが、働いた大学ははっきり言って奴隷です。経営者からの暴言もひどく、鬱になり精神的に参り入院する大学職員も少なくありません。中にはやめてく人さえ出てきます。しかし、経営者は大学職員の仕事が人気であるのを知っているため、退職者など気にするわけもなく、また新たな何も知らない大学職員が入ってくるのです。ワンマン経営の私立大学は本当にその繰り返しです。また一族の後継者が直属の上司である場合は悲惨です。
大学職員にもパワハラ・いじめは当然ある
パワハラなど当たり前で、「給料泥棒」「殴るぞ」「仕事やめろ」など平気で言われ精神的に追い詰められます。それで入院することになり、結局大学職員を辞めていく人も多くいるのです。その他に、心ない人により無視されることもあります。大学職員は職員だけなく、教授とも連絡のやり取りをします。特に意地が悪い、性格が曲がった教授だと、わざと嫌がらせをしてきます。地位を使って、間接的に悪口を言われたり、暴言を言われたり、無視されることもあるのです。しかも、主任教授がそのような行為をするので、非常に厳しい現実があります。こちらは一大学職員なので、刃向かうこともできません。無視されたり暴言を吐かれたりしても耐えるしかないのです。ある意味、ブラック企業のパワハラと変わらない世界が、大学職員の中にもあるのが事実なのです。なので、必ずしも大学職員がホワイトだと思わないようにしてください。超絶ブラックな部署も実際に存在するのです。
大学職員のモチベーションは全体的に低い
また、大学職員のモチベーションは全体的に低いと思います。やはり、楽をしたい人が来るのは確かなので、どちらかというと手抜きな、熱意がない仕事人が多いのです。なので、モチベーション高く大学職員になっても、逆に熱を冷まされることになるので覚悟しておきましょう。その他に上記のようなひどいパワハラもあるので、大学職員の世界はそれほど華やかでも、モチベーションも高くないのです。
それでも大学職員に転職したい場合は転職サイトを使おう!
そうは言っても大学職員が今の人気なのは確かです。やはり給料の良さや安定性などが魅力で採用面接を受ける人も多いでしょう。もし、大学職員になりたいのであれば、転職サイトを活用することです。転職サイトによって掲載している大学職員の求人案内も違うので、いろいろ登録してチェックしておくと良いでしょう!
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大学職員を目指すならばマイナビエージェント
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