Webデザイナーは、ブラック企業で働くイメージが強いかもしれませんが、ホワイト企業で働くことも簡単にできます。
目次
ホワイト企業に就職することは難しくない
これまでホワイト企業で働いた経験がないひとは、「ホワイト企業なんてない」と思うかもしれませんが、ホワイト企業はたくさんあります。
残業がなく、定時で帰ることは、Webデザイナーでも出来るのです。
ただ、あなたが周りの企業をちゃんと見ていないだけなのです。
Webデザイナーはブラック企業で働くイメージが強い
Webデザイナーは、ブラック企業で働くイメージが強いかもしれません。
確かに、ブラックな制作会社も多く、土日出勤したり、徹夜で仕事をすることもあります。
なぜこのような過酷な労働になるかというと、人手が足りなかったり、納期に追われたりしてしまうからです。
人手に見合わないほどの仕事量で、キャパオーバーとなり、なかなか作業が間に合わないということもあります。
単価が安く、仕事量を減らせない
「ならば仕事量を減らせば良いのではないか」という考えがあるかもしれませんが、いまは制作単価も安くなりつつあるため、多くの案件をこなさないと会社が回らないこともあるのです。
なので、無理をしてでも多くの仕事を引き受けてしまうのです。
とくに末端の下請けが多い会社ほど、制作現場は過酷で、買い叩かれて、安く仕事を請け負っている会社も少なくありません。
また、そのような案件は極端に短納期で、少しでも休むと、納期に間に合わない状態になってしまいます。
なので、どうしても残業したり、長時間労働を強いられることになってしまうのです。
このような会社では、終電間際に帰れればまだマシな方で、繁忙期だと会社に連日泊まり込むこともあります。
こういう状態が続くので、ブラック企業で働くWebデザイナーは、体調を崩してしまうことも少なくありません。
Webデザイナーがホワイト企業で働く方法
このように、Webデザイナーは結構ブラックな労働環境で働く方も多いのですが、一方でホワイトな会社で働くWebデザイナーも少なくありません。
終電帰りが多い業界でも、定時で帰れるwebデザイナーがいるのです。
では、どうすればホワイト企業でWebデザイナーが働けるのか、具体的な転職方法について、触れていきたいと思います。
ホワイト狙いは、大きな会社の制作部門で働くのがオススメ!
もし、Webデザイナーがホワイト企業で働きたいならば、大きな会社の制作部門で働くことです。
大きな会社で働くWebデザイナーは、会社の自社サイト・メディアを制作することが多く、ある程度納期も優遇されているので、比較的緩やかなペースで制作することが可能なのです。
なので、定時で帰れたり、土日もしっかり休めて有給が取れたりと、よくあるブラック企業に比べても、だいぶマシな生活が送れるのです。
もし、Webデザイナーがホワイトな環境で働きたいならば、バリバリの制作会社ではなく、事業のメインがWeb制作ではない大きな会社の制作部門で働くWebデザイナーを目指すことです。
ホワイト企業へ転職するために、さらにスキルアップする
しかし、規模の大きな会社や大手企業で、Webデザイナーとして働くのは簡単なことではありません。
ホワイト企業で働くためには、ある程度のスキルが必要になります。
当然、ホワイト企業を狙うWebデザイナーも多いので、採用されるためには、さらにスキルを身につける必要があるのです。
しかし、日々の業務だけでは、なかなかスキルが身につかないこともあるでしょう。
そこで、オンラインスクールでWebデザインのスキルアップをしていくことです。
また、Webデザインだけではなく、プログラミングやマーケティングなどができると、さらに付加価値のあるWebデザイナーとして、転職活動でも有利に動けるでしょう。
ちなみに、「テックアカデミー」というオンラインスクールでは、Webデザインコースがあり、しっかりデザインについて学ぶことができます。
Webデザインのスキルアップをして、転職したい方は、「テックアカデミー」をチェックしてみるといいでしょう。
「テックアカデミー」Webデザインコースについては、こちら!
ポートフォリオを整えておく
また、Webデザイナーが転職活動をするときは、ポートフォリオを見られることが多いので、必ずポートフォリオは更新しておきましょう。
いくらスキルや経験があっても、ポートフォリオが古いままだと、十分なアピールにはなりません。
ポートフォリオの出来次第で、採用結果にも大きく影響することがあるので、ポートフォリオの見直しはしておきましょう。
周りの意見に惑わされない
Webデザイナーは、転職活動をしようとすると、会社の上司や同僚から色々言われることがあるかもしれません。
「まだ転職は早い」「他の会社では通用しない」など言われたりすることもあります。
しかし、そのような周囲の意見に惑わされないことです。
あなたがどういう仕事をしていくのか、どこで働くかは、あなたが決める必要があります。
周りが何を言ってきても、誰も責任は取ってくれません。
なので、自分がどうしたいのか、考えることです。
優良案件を紹介してくれるエージェントを利用する
また、Webデザイナーがホワイト企業へ転職するためには、優良案件を紹介してくれるエージェントを利用することが大事です。
普通の転職サイトだと、あまり良い求人がないことがあるので、Web/IT系に強いエージェントに相談するといいでしょう。
クリエイティブ職の転職に強い「マイナビクリエイター」
「マイナビクリエイター」は、クリエイティブ職に強い、転職支援サービスになります。
特に、Web職・ゲーム業界の求人案件が多いです。
IT/Web系のエンジニア、クリエイターに特化「レバテックキャリア」
「レバテックキャリア」は、IT/Web系のエンジニア、クリエイターに特化した、転職支援サービスです。
IT・Web業界に特化した4,000件を超える求人登録数を誇り、キャリアの相談から、求人の提案、条件面交渉などトータルな転職サポートをしてくれます。
4万人を超える転職支援実績を誇る「マスメディアン」
「マスメディアン」は4万人を超える転職支援実績を誇る、広告・Web・マスコミの分野に強い転職支援サービスです。
残業少なめの求人もあるので、気になる方はチェックしてみるといいでしょう。
たくさんの求人をチェックすること
ホワイト企業に出会うためには、たくさんの求人情報をチェックすることが大事です。
これだけ様々な求人情報があるので、ブラック企業もありますが、ホワイト企業の求人情報が、どこかに埋もれている可能性もあります。
なので、積極的に行動して、ホワイト企業の求人に出会うチャンスを掴むことが大事です。
敢えてブラックな環境に身を置く選択肢もある
ここまでは、Webデザイナーがホワイト企業に転職する方法をお伝えしましたが、一方で敢えてブラック企業で働く選択肢もあります。
数多くの案件をこなすことで、スキルが身につく
なぜ、Webデザイナーは敢えてブラック企業で働くかというと、厳しい環境で働くことで、Webデザイナーとしてのスキルが身につくこともあるからです。
ブラックな職場では、残業が多く、休みが少ないこともあります。
しかし、一方で相当な数の仕事をこなしていくので、大変かもしれませんが、その分短期間にWebデザイナーとしてのスキルも身につけられるのです。
ですから、実際ブラック企業で働くWebデザイナーは、他の企業でも通用するようなスキルや経験を持っていたりします。
なので、スキルを身につけたいWebデザイナーは、敢えて厳しい環境に身を置く選択肢もあるのです。
一番大切なのは自分の体
ただし、そうはいっても、過酷な労働環境で休みがないと、自分の体を壊す可能性も高くなります。
ですから、自分の体を壊さない範囲で仕事をすることです。
一生懸命働いていても、自分の体を壊してしまうようでは、次の仕事につなげることができません。
ホワイトorブラック企業の見分け方
それでは、ここではブラック企業かどうかの見分け方について、お話していきます。
ブラック企業かどうか、判断つきづらい方もいると思います。
確かに、実際に働いてみないとわからないこともありますが、ただブラック企業にはいくつかの特徴がある場合もあります。
少数の制作会社は要注意
例えば、少人数で働く製作会社の場合です。
個人的には、従業員10人以下で、下請けの制作をメインにしてる会社は、ブラック企業の可能性もあります。
なぜならば、下請けの場合は、単価も安く多くの案件をこなす必要があり、どうしても労働時間も多くなりがちなのです。
そうなると、当然残業も多くなり、なかなか定時で帰ることはできないはずです。
そもそも、定時で帰れるような少ない仕事量ではないので、残業が当たり前のようになるでしょう。
また、バリバリの制作会社は、高度なスキルを要求されることも多く、自分にスキルがないと最悪クビになる可能性もあるのです。
ですから、下請けでバリバリ仕事をしている制作会社は、ブラックの可能性もあるので注意が必要でしょう。
安易に会社の規模だけで判断しない
ただし、会社の規模だけで判断するのも注意が必要です。
なぜならば、規模が小さい会社でも、優良企業から安定的に仕事がもらえてれば、それほど納期に追われることなく、余裕を持って仕事をすることもできるからです。
小さい会社でも、実は大きな会社のグループ企業だったりもするので、会社の規模だけではなく、その会社がどういう仕事を受けているのか、詳しく調べて見ることです。
ワンマン経営の制作会社は危険
また、ワンマン経営の制作会社もブラック企業の可能性があります。
会社のHPを見て、やたらと社長が前に出てくる企業は怪しいかもしれません。
また面接時に、社長ばかりよく話し、やはたらと部下が気を遣っている会社は、ワンマン経営の可能性もあります。
ワンマン経営の会社は、社長の意見で労働環境が左右されやすい
ワンマン経営の会社は、社長の一声で残業させられたり、過酷な労働を強いられることもあるので、社長の人柄には十分注意する必要があります。
外では物腰柔らかそうに見えて、社内では社員には厳しく当たる社長も多いのです。
このような社長は自分の気分で、仕事の担当者を変えたり、長時間労働を強いることがあります。
また、突然給料がカットさせられたり、ボーナスが出ないということも起こるかもしれません。
そういう会社ではパワハラ・セクハラが起こることもあります。
なので、就職・転職活動する際は、ワンマン経営ではないか、社長の人間性はどうか、よく観察する必要があるでしょう。
経営者が従業員のことを考えているか
また、ホワイトかブラックかの見分け方の一つに、どれだけ経営者が従業員のことを考えているかです。
例えば、新型コロナウイルスの問題が起きた時も、社員を通勤させることなく、リモートワークでの仕事を可能とするのか。
ブラックな企業だと、このようなときでも、社員の健康を顧みず、満員電車の中通勤させようとする経営者もいるので、注意が必要です。
いつまでも安い給料で働かされていいのか
たとえパワハラなどがなくとも、いつまでも安い給料で長時間働かされていいのか、よく考えることです。
今現在ブラックな環境で働いているWebデザイナーの方は、このまま働いても状況はなかなか変わりません。
むしろ、転職した方がより良い環境で、給料が上がる可能性も十分にあります。
年収だけで判断しない
ただし、年収だけで会社選びをしないことです。
高年収の企業は、休む暇なくブラックな環境かもしれません。
年収だけで企業を選ぶと、激務で無理をして働き、身体を壊してしまう可能性もあります。
職場の人間関係も重要
また、Webデザイナーの職場環境で注意すべきは人間関係にもあります。
たとえ仕事がそれほど忙しくなくとも、職場の人間関係が最悪だと、仕事に対するモチベーションもかなり下がってしまいます。
職場の人間関係は、実際に働いてみないとわかりませんが、辛いと感じた場合は、いつまでも我慢しないことです。
ホワイト企業で働くデメリット
ホワイト企業で働きたいWebデザイナーも多いと思いますが、ここでは敢えてホワイト企業で働くデメリットについて、触れていきます。
それは、スキルアップしにくいことです。
確かにホワイト企業ならば定時で帰れることもあるかもしれませんが、それだけ仕事の量や範囲も狭い分、スキルアップがしにくいことがあります。
なので、ホワイト企業で働いていると、スキルがなかなか身につかず、他の企業への転職が難しいことがあります。
自分でスキルを向上させていく意識が大事
ホワイト企業で働くと、スキルアップがしにくいこともあるので、自らスキルを習得する意識を持つことです。
与えられた仕事だけではなく、自ら仕事を作り出していく、積極的にこなしていくことも大切です。
また、ホワイト企業で時間がある分、先でも紹介したようなオンラインスクールでスキルアップを目指していくのもいいでしょう。
ホワイト企業で働く場合でもやれることはあるはずです。
Webデザイナーの仕事で何を求めるか
ブラック企業やホワイト企業のことについて触れてきましたが、自分がどういう仕事をしたいのか、よく考えることも大切です。
会社に入って後悔しないためにも、どういう仕事をしたいのか、よく考えておくと良いでしょう。
また、現在ブラック企業で働いている方も、ホワイト企業に転職できる可能性は十分にあります。
もし、Webデザイナーで転職したいならば、自ら可能性を狭めないことです。
Webデザイナーもホワイト企業へ転職することは十分にできます。
ホワイト企業へ転職したいならば、諦めずに行動し続けることが大切です。
求人内容だけで判断せず、まず応募してみる
企業のことは、求人内容だけではわからないことがあります。
なので、気になる企業があれば、求人内容だけでは判断せずに、まず応募してみることです。
実際に会社に行き、採用担当者と話すことで、会社の雰囲気を感じることもできます。
求人内容からは判断できなくとも、実はホワイト企業だったりもするので、書面だけで安易に判断しないことも大事です。
行動力がものをいう世界
結局のところ、Webデザイナーがホワイト企業で働けるかは、どれだけ行動するかでもあります。
確かに、ホワイト企業に出会うのは、運要素もあるかもしれませんが、その運を掴むためには、行動力も不可欠となります。
なので、ホワイト企業で働きたいならば、精一杯動いてみること、様々な求人情報に目を向けてみることが大事なのです。