フリーランスで一番大変であり、一番重要なのが、営業です。いくら技術があっても、営業できなければ、仕事は取ってこれないわけで、お金になりません。フリーランスが営業するときに、どのような点に注意すれば良いのか、詳しく見ていくことにしましょう。

営業が苦手なフリーランサーは実に多い

営業が苦手なフリーランサー

フリーランスで独立する人の多くは、営業活動が苦手と感じています。会社員では、内部で作業していた人が多いと思うので、対外折衝に慣れていないのです。自分を売り込むという行為が苦手だと、なかなか思うように仕事を受注することができません。良い技術を持っていても、営業が出来ずに苦戦しているフリーランサー(個人事業主)は実に多いのです。

現状の自分のスキルを知る

まず、大切なのは、現状の自身のスキルレベルを知るということです。例えば、Web系ならば、コーディングやデザインやプログラミングがどの程度できるのか、自分自身をよく見つめなおすことが大切です。自分への評価が甘い人もいます。自分は仕事ができると過信して、自分に対して良い評価をしてしまうのです。しかし、自分自身を客観的に見るようにしましょう。

ライバルと比べて、どの程度のスキルがあるのか、冷静に見ることです。できないこと、足りない技術は素直に認めて、自分は何ができるのかをよく考えてみましょう。

作業にどれくらい時間がかかるのか

作業にどれくらい時間がかかるか

また、作業時間の割り出しもしなくてはいけません。例えば、一つのサイトを作成するのに、どれくらいの時間がかかるのか、5ページものならばどのくらいの時間がかかるのか、バナーを一個作るのに、どのくらい時間がかかるのかを、考えて見ることです。これにより、1日にできる作業量も見えてくるでしょう。そうすれば、一つの案件に対して、いくらくらいお金をもらわないと割に合わないかもわかってきます。

会社員のときは、お金の管理を会社に任せておけばよかったかもしれませんが、フリーランスになるとそうはいきません。売り上げや費用も自分で計算していかなくてはいけないのです。

いくら稼ぎたいのか、目標金額を明確にすること

フリーランスも目標金額

フリーランスとして活動していくならば、いくら稼ぎたいのか明確にすることです。ただなんとなく仕事をするのではなく、毎月いくら稼ぎたいのか、いくら稼げば運営できるのかを、よく考えて、目標金額を設定しましょう。それがあることで、1ヶ月のうちにどれくらい仕事をすれば良いのかが見えてきます。漠然と仕事をするのではなく、毎月の目標金額を設定することです。後々に売り上げを見直すことで、一年のうちの浮き沈みがわかってきます。

希望報酬を相手に伝える

慈善団体ではなく、ビジネスとして相手とやり取りするので、希望報酬はしっかり伝えましょう。目の前の案件に対して、いくらならば仕事をするのか、明確に伝えることです。相手の希望額を聞いていては、安く買い叩かれるだけです。自分の希望報酬額をしっかり伝えましょう。納得いく報酬額を得るためにも、交渉することはとても重要です。相手のいいなりになると、こき使われるだけです。仕事がほしいという姿勢ばかりでいるのではなく、対等な立場として交渉することも大切です。

ポートフォリオは用意すること

フリーランスのポートフォリオ

フリーランスとして営業するのであれば、ある程度のポートフォリオは用意した方が良いでしょう。実績も何もない人に、仕事の依頼はしづらいものです。今の自分のスキルレベルが客観的にわかるような、ポートフォリオを用意することは大切です。ポートフォリオは自分の営業ツールにもなるので、ある程度しっかりしたものが良いでしょう。お粗末なポートフォリオだと、仕事の依頼も期待するほど来ない可能性が高いでしょう。

営業は紹介から攻めていくのが正攻法

フリーランスの営業

フリーランスの人が営業するときは、紹介から攻めていくのが正攻法です。多いのは、前職での知り合いやお得意先、また知人の紹介などです。やはり、紹介の方が信頼性も高く、相手も安心して仕事を任せることができるのです。フリーランスで働き始めるならば、ありとあらゆる人脈や紹介をフル活用することです。

異業種交流会に参加

ただし、知り合いのツテがあまりない場合や、新たな新規顧客獲得につなげたい場合は、異業種交流会などに参加して、新たな出会いを探すのも良いでしょう。このような交流会に参加することで、新たな仕事を獲得できるチャンスがあります。人脈や知り合いがいない方は、異業種交流会や経営者が集まるようなイベントに参加するのも一つの方法です。

情報収集のため同業者の集まりにも参加してみる

また、情報収集のためにフリーランスの集まりにも参加してみるのも良いでしょう。お客さんを獲得できるかはわかりませんが、ひょっとしたら仕事を紹介してくれるかもしれません。また、同業者とのつながりは、今後の業界の流れを知る意味でも、有意義なつながりになるでしょう。顧客獲得だけでなく、同業者とのつながりも持っておくと良いでしょう。

エージェントを利用してみる

フリーランス営業

あとは、エージェントの利用です。全く仕事がない、もっと仕事がほしい、フリーランスの方は、エージェントを利用してみるのも良いでしょう。フリーランスの方向けに案件を紹介してくれるサイトもあります。そのようなサイトを使用すれば、自分に合った高額案件が見つけられる可能性もあります。営業が苦手な方こそ、そのようなサイトを使用してみると良いかもしれません。下記でも、案件を紹介してくれるサイトを掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。