脱サラしてフリーランスになっても、結局失敗してフリーランスを止めてしまうひとは少なくありません。
今回は脱サラフリーランサーの失敗する原因を詳しく見ていきます。
目次
失敗したフリーランスたちの原因をアゲテイク
なぜ、フリーランスになってもうまくいかないのか。
失敗した原因はどこにあるのか、現在フリーランスの方も、これからフリーランスになる方も、ぜひ知ってほしいと思います。
安易に稼げると思っていた
まず、「フリーランスになれば稼げる」と安易に考えてしまいがちです。
会社を辞めて自由な時間が取れれば、フリーランスとして稼げると思うかもしれませんが、実際はそう簡単にはいきません。
いくら時間があって頑張っても、なかなか稼げないことがあります。
フリーランスになってみて、「こんなはずではなかった」と思ったりもします。
もっとスキルや人脈を築いてから退職すべきだった
そして、フリーランスになって稼げないと、「もっとスキルや人脈を築いてから辞めるべきだった」と思うこともあります。
確かにその通りで、何も焦る必要はなかったのです。
スキルがないから仕事の幅も広がりません。
そして、フリーランスでは人脈があるかどうかで、稼げるかにも大きく影響してきます。
もっと人脈を築いてからの方が、フリーランスとしても成功しやすかったりもするのです。
逆に言えば、スキルも人脈もない状態から独立しても、失敗する可能性が高いと言うことです。
貯金が足りなかった
また、フリーランスになっても、すぐに稼げるとは限りません。
実際は、稼げなくて貯金をしたり、さらには借金をしてしまうひともいるのです。
最低のことも考えると、2年間は無収入でも暮らしていけるほどの貯金があってから、フリーランスになった方がいいと思います。
自己管理がまったく出来ていなかった
また、フリーランスになると、誰も注意してくれるひとがいないので、だらけようと思えばいくらでもだらけてしまいます。
仕事しているふりをして、Youtubeやらネットサーフィンで時間を潰してしまうのです。
なので、自己管理ができず、フリーランスになっても失敗してしまうひともいるのです。
営業をしていなかった
また、フリーランスで稼ぐためには、営業を行うことも大切です。
しかし、営業できるフリーランスは決して多くなく、初対面のひとと会うことを避けようとするひともいるでしょう。
営業が苦手なフリーランスの方も少なくありません。
特に、せっかく人間関係に悩まされないで済む生活を続けているのに、また誰かと出会うのは億劫に感じることもあります。
だからこそ、営業を怠り、結局仕事が得られず、フリーランスを止めなければいけないこともあるのです。
外の情報を得ていなかった
また、フリーランスは自宅で仕事をするひとも多いでしょう。
しかし、自宅で仕事ばかりしていると、外からの情報がなかなか入ってきません。
あくまでネットなどからの情報しか得られなくなります。
そうなると、どうしても時代の変化に遅れてしまいやすく、仕事が得られるチャンスも逃してしまいがちです。
仕事をしているつもりだった
また、フリーランスは一人で仕事をするので、いくらでも自分に対して言い訳ができます。
ただYouTubeで好きな番組を見ているだけでも、「仕事のため」と自分に言い聞かせて、ごまかしてしまうこともいくらでもできます。
なので、仕事をしているつもりでも、あとで振り返ると「まったく仕事をしていなかった」ということもあります。
多くの時間を趣味に費やしていた
また、フリーランスは時間があるので、いくらでも好きなことができます。
なので、仕事をせずに、つい趣味の時間に費やしてしまうことがあります。
ほんの少しのつもりでも、趣味に時間を注いでいる間は、仕事が中断されます。
その時間が積もっていけば、相当な時間になります。
もし、その時間をもっと仕事に費やしていれば、きっと状況は違ったはずです。
強みがまったくなかった
また、強みがないのも、フリーランスで失敗する要因の一つです。
なんでも仕事を受ければうまくいくわけではありません。
何でも屋はうまくいくように思うかもしれませんが、実際のところはそれほど良い仕事が回ってくるわけではありません。
それよりも、一つでも大きな強みがあった方が、仕事につながることが多いのです。
会社員的な考えから抜けれなかった
結局のところ、会社員的な考えから抜け出せないのも、一つの原因かもしれません。
土日になると必ず休む、大した営業をしない、会社員時代と同じような生活スタイルや浪費を行う、これではフリーランスになったところで、苦しくなっていくだけでしょう。
柔軟な思考が出来ていなかった
脱サラしてフリーランスで稼いで行くためには、一つの仕事だけ続ければいいわけではありません。
時代の流れ、流行の変化もありますから、同じことを続けても、永久的に稼げるわけではないのです。
どこかで軌道修正が必要になることもあります。
しかし、柔軟な思考でいないと、時代の変化にも対応できないのです。
いつまでも同じようなことをして、いつかは稼げなくなり、フリーランスで生きていけなくなるのです。
本当は会社員があっていた
実は会社員の方が自分に合っていたのかもしれません。
実際にフリーランスになってみると、一人ですべて行うのがどれだけ大変かがよくわかります。
自由そうに見えて、実際は自己管理も行わなければならず、仕事をしていくのが大変なのも事実です。
会社員の方が、毎月安定した給料がもらえて、誰かが仕事を手伝ってくれるので、楽な部分も多いと思います。
組織に縛られているからこそ、安心して仕事がしやすい方もいるでしょう。
「やはり、会社員が自分に合っている」と思うひとは、無理せず会社員に戻るのも良いと思います。
お金の勉強が足りなかった
脱サラしてフリーランスとなると、お金の管理も自分一人で行わなければなりません。
経理やら確定申告やら、全て自分で行う必要があります。
営業や仕事ばかりしていればいいわけではありません。
融資を受けることもありますし、キャッシュフローの安定性を考えなければなりませんし、また将来のことを考えて、資産運用する必要もあるでしょう。
フリーランスではお金のことから逃げられません。
金融リテラシーがないと、ゆくゆくはお金で苦労することになるのです。
本気で仕事をしていなかった
フリーランスで稼ぐためには、自己管理も必要なので、本気で仕事をしていなかった可能性もあります。
つまり、覚悟という部分です。
脱サラしてフリーランスになっても、順風満帆に行くわけではありません。
仕事が得られずに無収入が続くこともあります。
そういうときは、眠ることができず、不安で仕方がないのです。
そういう地獄のような底辺生活を送っても、フリーランスとして続けて行く意思があるかどうかです。
脱サラしてフリーランスで食べて行くのは決して簡単なことではないので、あなた自身に覚悟があるか、本気で試されます。
自分の好きなことができるので、一生懸命仕事をしているつもりでも、「なんとなく仕事をしていた」のかもしれません。
それは、自分以外に誰にもわかりません。
ただ、失敗してしまうには、何かしらの理由があるということです。
失敗も一つの経験となる
フリーランスで失敗したかもしれませんが、それも一つの良い経験になると思います。
また、フリーランスで得た経験は、次の仕事にもきっと生きてくるはずです。
それに、また会社員としてある程度経験を積み、再度フリーランスに挑戦することもできるでしょう。
失敗したことも、次の仕事に生かしていけば、それは必ずしも失敗ではないのです。