2020年3月18日(水)フリーランスに対して、1日あたり4,100円の休業支援金申請が始まりました。
しかし、このフリーランス休業支援金は、よく見てみると、非常に申請のハードルが高いことが判明しました。
目次
フリーランス休業支援金(助成金)申請ってハードル高くね?!
当初は、この休業支援金(助成金)制度を知った時、「これで私も助かる!」と思っていましたが、どうやらそういうわけでもなかったのです。
どういうことかというと、今回のフリーランス休業支援金申請は、様々な申請書類が必要だったのです。
支援金申請に必要な書類
- 保護者であることを証明する書類(住民票の原本や戸籍謄本など)
- 臨時休業措置の講じられた日等を証する書類(小学校からの休業のお知らせなど)
- 発注者と締結した『業務委託契約』などを証する書類(『業務委託契約』などに基づく仕事を取りやめた日が 確認できるもの)
- 新型コロナウイルス感染症による小学校休業等対応支援金(委託を受けて個人で仕 事をする方向け)業務委託契約等契約申立書
- 過去2ヶ月間に発注者と締結した『業務委託契約書』又は発注者・支援対象者双方の契約内容が分かる電子メール等(契約締結日、発注者名(会社名)、発注者連絡先、支援対象者名、業務内容、業務遂行場所、業務遂行日時及び報酬額の算出方法)であって、臨時休業措置の期間に発注者との業務委託契約等に基づく仕事を取りやめた日が推定できるものに限る。)
- 振込口座を確認する書類 通帳又はキャッシュカード(申請者氏名、銀行名(支店名)、口座番号が分かるものに限る)
- その他『厚生労働省雇用環境・均等局総務課』が必要と認める書類
詳しくは、新型コロナウイルス感染症による小学校休業等対応支援金(委託を受けて個人で仕事をする方向け)へ
上記を見てもわかる通り、どれだけ書類を提出しなければならないのかと、愕然としてしまう。
果たして、これだけの書類を用意できるフリーランスはいるのだろうか。
しかも、申請には、発注者住所、発注者名、発注者連絡先、さらには印鑑まで必要とある。
とてもではないが、今回のフリーランス休業支援金は、あまりに難易度が高いのではないかと思ってしまう。
すべてのフリーランスがもらえるわけではない、、、
もっとも、今回のフリーランス休業支援金は、主に子供が学校を休んでいる保護者を対象としているので、すべてのフリーランスが休業支援金の対象となるわけではない。
そもそも対象期間が短い
さらに、休業支援金の対象期間は、令和2年2月27日から令和2年3月31日までなので、それほど長くもない。
申請期間は、2020年3月18日から6月30日までなのですが、実際の支援金対象期間は、3月中までと決して長くはないのです。
なんだか、休業支援金の対象期間も短く、必要書類の作成で多くの時間が取られてしまうように思います。
果たして、これはフリーランスに対して、しっかり支援していると言えるのか。。。
仕事が減っていく可能性が大!
また、そもそも支援金がもらえたとしても、今後の仕事は減っていく可能性が高いです。
新型コロナウィルス・株価大暴落の影響で、得意先も経済的ダメージを受けている可能性があり、仕事が減ってしまうことが考えられます。
つまり、たとえ休業支援金をもらえたからといって、安心してはいられないのです。
収入源の対策方法
なので、仕事が減ってしまう可能性のある今こそ、新たな仕事を探す必要があるでしょう。
例えば、上記のようにフリーランス向けの案件を紹介してくれるサイトもあります。
たとえ、助成金や貸付を受けるにしても、今後の仕事が安定している保証はどこにもありません。
今後生活に困らないためにも、今のうちから行動しておくことをお勧めします。
特に、フリーランスは将来も不透明であり、いつ得意先が潰れて仕事がなくなるかもわかりません。
保証の意味を込めて、今のうちからいくつもの収入源を作っておくといいでしょう。
そうしないと、今度ますます苦しい状況に追い込まれる可能性があります。
休業支援金は申請のハードルも高いので、あまりあてにはしないことです。