FXに興味があるけれども、なんとなく怖い・危険・やばいと感じてしまう方も少なくないでしょう。
そこで、なぜFXが怖いと感じてしまうのか、FXで稼げるようになるためにはどうすれば良いのか、などについて詳しく触れていきたいと思います。
目次
なぜFXには怖さがあるのか
「FXが怖い、危険」と感じる理由は、やはり失敗すると大金が失われてしまう可能性があるからでしょう。
実際、過去に大金を失った方はたくさんいます。
FXで稼ごうと会社のお金を着服してしまった男性
FXで稼ごうとして会社のお金を着服したケースがあります。
当時大阪に住む大手商社の元社員の男性が、ニュージーランド関連会社の資金約6億円を着服していた事件がありました。
インターネットバンキングで、関連会社の口座から男性社員の口座へ、計約700万NZドル、当時でおよそ6億2,300万円を送金し、着服していました。
実は、この男性社員は出向前からFX取引を行っていて、FX取引で損失が出て、その穴埋めをするために着服を繰り返していたようです。
結局は社内監査が行われ、男性社員(西口元容疑者)は懲戒解雇となり、警視庁に刑事告発されました。
およそ6億円も着服するほど、FX取引で損失を出していたこと自体に驚きですが、FXは大きな損失を生じさせる可能性があるのです。
結婚式を株式投資で溶かす
FX投資ではありませんが、株式投資で結婚資金を溶かした人もいます。
およそ400万円の結婚資金を株取引で溶かしてしまいました。
大事な結婚資金を溶かしてしまったので、婚約者に言えずに、消費者金融でお金を借りようとしたようです。
人生の中でも特に大きなイベントである結婚式を満足に挙げられず、株式投資の失敗が原因で借金を増やしてしまったケースです。
投資は一歩間違えば、大事な結婚資金をも簡単に溶かしてしまう怖さ、危険性があります。
10万円を6億までにしたGFF氏の末路
FX投資で有名なGFF氏、FX取引するときに不敵な笑み(ぐふふ)からGFF氏という名前がつけられていますが、そんなGFF氏はFX取引で、わずか10万円から1,000万、1億、と含み益を稼いで生き、なんと最高6億円まで稼ぐほどになりました。
しかし、その後、FX取引に失敗してわずか30万円になってしまったのです。
フライデーに取り上げられるほど稼いでいたGFF氏ですが、
また、知り合いとの200万円の融資トラブルも発生しています。
まさに天国から地獄と行った急降下がFX取引の怖さと言えるでしょう。
スイス円での全力買い、結果、ロスカット執行通知
780万円ほどの資金からFX取引を開始した男性は、あるとき、スイス円取引で全力ロング(買い)を行います。
しかし、相場は裏目に出てしまい、強制ロストカットを繰り返し、最終的に300万あまりの赤字を出してしまいます。
予想に反して相場は大きく動き、結果として大きな損失を招いてしまいました。
悔やんでも悔やみきれない結果となり、大人でも泣きたいほどの損失を生むのがFX取引の怖さです。
2,998万円が朝起きたら12万円に
FX取引をしていたある男性は、昨晩まで2,998万円あったのが、相場が大きく反転して、朝起きると12万円しか残っていませんでした。
大きな取引をしていると、FXでは一晩にして資産が吹っ飛ぶこともあります。
特に、世界経済は日本の深夜に激しく動くことがあるので、重要な取引は安心して寝れない、FXの怖さがあります。
この男性は、あまりのショックに食事が喉を通らず、初めて会社を無断欠勤したそうです。
のです。
サブプライム問題で、100万円がマイナス94万円に
資金100万円で始めた方は、ドルを100枚購入しました。
しかし、サブプライム問題により円高が進み、結果的にマイナス92万円の損失を出してしまいました。
この方は、アルバイトをしながらの投資だったので、およそ半年分の給料が飛んでしまいました。
FX取引では簡単に何ヶ月分の給料が飛ぶこともあるのです。
FXの失敗により高校生の息子を自主退学させる
FX投資で失敗した親は、息子に高校を辞めさせなければならない状況を強いられました。
FX投資で大きな損失を出してしまったのです。
息子は私立高校に通っていたため、年間100万円近い授業料が必要になり、それも払えなくなってしまいました。
FX投資は失敗すると家族にも影響を及ぼす可能性があるのです。
FXを幼なじみに勧めて、1300万円溶かす
FX取引の魅力を幼なじみに勧め、その幼なじみが1,300万円を溶かしてしまったケースです。
幼馴染は旦那に内緒でFXを始めていたのです。
あまりの損失の大きさに、FXをすすめた本人も責任を感じずにはいられない状況になってしまいました。
しかし、どうにかお金を工面しても200万円しか貸すことができません。
幼なじみは「離婚になるかもしれない」と、毎日後悔の電話をしてきます。
FXは、安易に誰かにすすめると、その人との関係も壊れてしまう可能性があるのです。
FXには、ひとの人生を狂わせてしまう危険性もあります。
JAL株で3020万円を損失に命を絶とうとする
こちらは、株式投資の話になりますが、JAL株の投資で3020万円の大損をして、電車に飛び込もうとする書き込みがありました。
信ぴょう性は定かではありませんが、相当精神的に追い詰められた状況が伺えます。
FXも株式取引も一歩間違えば、大きな損失を生む投資で、その損失により自ら命を絶ってしまうひともいるのです。
を与えられる可能性もあるのです。
FXの怖さ – 一晩で数千万円が飛ぶ
FXの怖いところは、大きな取引をしていると、一晩で数百万円飛ぶことがあることです。
大きな金額で高いレバレッジをかけている人ほど、もし相場が逆に動けば、数百万円レベルで吹き飛びます。
実際にFX投資家の中には、大きな相場の変動で数百万円、数千万円失っている人もいるのです。
相場は突然大きく動くときがある
FXでは、相場が大きく動くときもあります。
重要人物の証言や経済発表など、何かの外的な要因により相場が大きく動く時があるのです。
以前にも、スイスフランが一瞬のうちに数千pips動くことがありました。
相場の動きを完璧に予想することは誰にもできません。
プロでも負けることは当然あるのです。
バーチャルデモで上手くいっても、現実相場では大損することも十分ありえる
たとえ、バーチャルデモで稼げたひとでも、実際の相場では大きく損をすることもあります。
バーチャルデモでのFX取引で上手くいった男性は、会社を退職してFX取引に専念します。
バーチャルFXで資産は100倍近く増やしたので、家を担保にしたり退職金を使用したり、積み立て貯金を解約したり妻の両親に借金をして、2,000万円からFX取引を始めるのですが、わずか2週間足らずで全ての資金を溶かしてしまいます。
結局、妻とも離婚することになり、人生が大きく変わってしまうのです。
たとえ、バーチャルデモでうまくいっていたとしても、実際の相場では緊張感など精神状態も雰囲気も違うため、バーチャル通りにいかないことも多いのです。
なぜ大きな損失を出してしまうのか
なぜ、上記のようにFXで大きな損失を出してしまうのでしょうか。
その理由の一つとしてあげられるのが、
です。大きく稼ぎたいあまりに、
のです。しかし、取引金額を大きくすれば、当然損する金額も大きくなる傾向にあります。
特にFXを始めたばかりの方は、負ける可能性も高いので、取引金額を抑えてFXを行うのが良いのです。
FXをしても大きな借金をするわけではない
FXをしたからといって、大きな借金をするわけではありません。
大きな損失を出さないためにも、小さく取引を行うことが大切なのです。
小さな利益でも、コツコツ積み重ねていけば、やがては大きな利益になります。
大きく勝とうとは思わずに、小さく利益を重ねていくことが大事でしょう。
そうすれば、
です。損きりしてコントロールすることが大切
また、もし予想に反して相場が動いた場合は、ずるずる持ちこたえようとせずに、素早くマイナス決算(損きり)して、次の取引に切り替えることです。
いつまでも相場が戻るだろうと淡い期待を抱いても、一向に相場は戻らないことも多いのです。
そうなると、ますます損を増やしてしまうだけなので、根拠のない期待は抱かずに、損きりをして次の取引に集中する方が良いでしょう。
FXでは資金も感情も上手にコントロールすることが大事
FXで稼ぐためには、資金も感情も上手にコントロールすることが大事なのです。
大きく取引したり、感情のままに取引しても、勝てるわけではありません。
特に最初のうちは、自身の取引手法も確立していなく、負ける可能性が高いわけですから、少額で取引を行うのが基本です。
また、FXで稼げるようになるためには、FXについてしっかり学ぶことが大切です。
例えば、ライントレードについて学ぶと、より相場の予想が立てやすくもなります。
これだけ多くの方が損を出しているわけですから、FXで稼ぐためには、本気でFXに取り組む必要があります。
FXの怖さと向き合い、稼いでいくためにも、真剣にFXに取り組むと良いでしょう。
周りの意見を聞く必要はない
周囲にFXのことをいうと、「危ない」「危険」というネガティブなことを聞くかもしれませんが、あまりそういう言葉を鵜呑みにしないことです。
実は、そういうネガティブな意見をいうひとたちは、実際はFXをそれほどしたことがないのにも関わらず、思い込みから言葉を発している可能性が高いのです。
なので、あまり周りの意見は聞かずに、自分で経験して判断することが大切です。
そうしないと、最初からFXをすることを諦めてしまったら、せっかく稼げるかもしれないチャンスを失うことになるかもしれないのです。
リスクコントロールできていないからこそ、FXに恐怖を感じてしまう
リスクコントロールができていないからこそ、FXに恐怖を感じてしまっている場合が少なくありません。
もし、ある程度リスクも想定範囲内に抑えられるのであれば、それほどFXに恐怖を抱くこともないでしょう。
FXをあまり経験してことがない方は、FXの悪いイメージばかりが先行してしまい、FXに恐怖を感じてしまうのだと思います。
FXに過度な恐怖を感じずに取引するためには、FXについてよく知る必要があるのです。