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そもそもFXってなんなの?
そもそも、FXとは、なんでしょうか。説明していきたいと思います。FXは、正確には「margin Foreign eXchange trading」の略になり、「外国為替証拠金取引」という意味になりますう。FXは、証券会社に証拠金を預けて、証拠金以上の大きな金額で外国為替の取引ができます。異なる2国間の通貨を取引して、為替ルートの差益を得るのがFXの仕組みになります。
また、2通貨間の金利差をスワップポイントと言います。FXでは、低金利の通貨を売って、高金利の通貨を買い、そのポジションを維持すると、維持した期間のスワップポイントをもらうことができます。このように、FXでは、取引を行うだけでなく、外国為替を保持するだけで、利益を生むことも可能です。
会社から支給されるボーナスをFXに投資する
そして、このようなFX投資をボーナスで行う人もいます。普段の給料だと、生活費にあてるので、なかなか使えない時に、会社から支給されるボーナスでFX投資する人もいます。ボーナスであれば、余剰金なので、損をしても致命的になる恐れがありません。夏冬のボーナスは、FXをするには、ちょうど良いタイミングと言えるでしょう。
気をつけないとボーナスを溶かすほどの損失を被る
ただし、FXは気をつけないとボーナスを溶かすほどの損失を出します。FXは、最初は賭けないようにしていても、徐々に賭け額を増やしてしまいがちです。なので、結果的に大損してしまう可能性が高いのです。ボーナスをFXで使う時は、まず少額で始めましょう。そして、賭けすぎないように注意してください。
なぜ、新規口座開設してFXをすると悲劇が起きるのか
さて、ではなぜFX口座を開設して、取引を始めると、悲劇が起きてしまうのでしょうか。それは、レバレッジに関係しています。Fxは、投資金額の何倍もの金額で、取引することができます。なので、利益を生む時は、大きく儲けることができますが、逆に失敗すると、大きく損をしてしまうのがFXなんです。だから、FXで失敗すると、大きな損を生み、悲劇を生んでしまうのです。FXをするときは、レバレッジがかかっていることも意識して、あまり大きな取引はしないようにしましょう。失敗した時が、かなり痛いです。
リーマンショックのFX悲劇
以前のFX悲劇は、リーマンショックがありました。サブプライムローンを筆頭に大きな経済的不況に世界が陥り、リーマンショックが発生しました。この時、急激な円高が進み、それまでは120円くらいだったのが、75円にまで上がりました。この時に、ドルを持ち続けていた人は大きな損をしました。円高に行ってしまい、数千万の利益があった人が、マイナス数千万円の損失になった人もいます。
スイスフランショックのFX悲劇
また、スイスフランショックというものが近年ありました。スイスの中央銀行である、スイス国立銀行が2011年9月から維持してきた、ユーロスイスの相場(スイスフランに対するユーロの下限)を1.2000として無制限介入を行なっていくとしていた為替方針を、2015年1月15日に突然撤廃しました。それにより、ユーロスイスの相場は一時41パーセントの急落となり、前例のないマーケット変動となり、金融市場を混乱させました。その結果、FX投資をしていたサラリーマンの中には、一億円近い借金をした人もいました。
FXの悲劇は突然やってくる
このように、FXは突然悲劇をもたらすことがあります。予想しようにも、なかなか予想しきれない変動があるのです。特に外国通貨同士の取引は、大きく変動することがあります。損失は、必ずしますので、気をつけて下さい。
常にリスク回避に努めること
FX投資をボーナスで行い悲劇を生まないためには、極力少額で取引することです。慣れないうちから、大きな取引をすると失敗した時に、取り返しのつかないことになります。自分の身の丈にあった取引を行い、あまり欲を張らないようにしましょう。