東京には、かなりのIT企業があります。会社が多いので、未経験の方でも転職しやすいのですが、当然ブラック企業もあるわけで、どうすればブラック企業ではなく、ホワイト企業に入れるのか、これからITやWeb業界への転職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

ブラック企業に休みなし

休みなしブラック企業

ブラック企業は本当に仕事詰めです。徹夜も当たり前で、休みは週1日というところ、もしくは連続勤務14日というところもあります。特に下請けの会社だと常に納期に追われて、休む暇もありません。そのくせ安い仕事ばかり請け負うので、給料もそれほどよくないのが現状です。

当然、過酷な労働下で体を壊したり、精神的に病む社員も出てくるので、職場環境も悪いわけです。そういう企業に就職して、自分自身の体もおかしくしてしまわないためにも、健全なホワイト企業に就職すべきです。

最初は修行のつもりと考えて、ブラック企業に入ることも考えるかもしれませんが、自分の体を壊しては意味がありません。きちんと健康的にスキルをつけるには、最初からホワイト企業を目指すべきなのです。でないと、業界自体を嫌いになり、その仕事から離れてしまう可能性があります。

ホワイト企業の見分け方

ホワイト企業の見分け方

では実際に、どのようにしてホワイト企業を見分けるのか、これから自分なりの経験をもとに、説明していきましょう。

無理にアットホームや仲の良さを出す企業は怪しい

まず、よく求人案件にアットホームや仲の良さを前面に出す企業がありますが、わざとらしい会社は怪しいです。仲良しという建前で、人材を集めようとしている可能性があります。

大抵そういう建前だけの仲良し企業は、入社してみるとギスギスした嘘ばかりの企業であることがわかります。確かに本当にアットホームな企業もあるでしょうが、あまりにアットホーム感を前面に出している企業は、怪しいと疑ってしまいます。なんでもかんでもアットホームとか仲が良いという企業は怪しいと思った方がいいでしょう。

若い社員ばかりの企業は安定性に欠ける

若さだけの会社

20代30代ばかりの会社という求人案件もありますが、逆にいえば管理職が育たない会社かもしれません。何でもかんでも、学生ノリで仕事をする会社は注意が必要です。

社内のコンプライアンスやセキュリティ、運営に問題がある可能性があります。特に経営陣が若い会社は、勢いがあるかもしれませんが、その反面、会社が倒れる可能性も高いです。ある意味でギャンブルの橋を渡っている可能性があります。

だいたい、若いということは失うものもそれほどないでしょうし、勢いで突き進みがちです。ですから、社内体制も整っておらず、気合で乗り切ろうとする考えが蔓延している場合は、残業も当たり前で休日返上で働かされる場合があります。それを拒むと、学生ノリの村八分や年下にパワハラを受ける可能性も高いです。

若さは良い部分もあれば、不安定さもあるということです。それは会社運営的にも、社員も精神面でもそうです。自身が勢いだけで乗り切れる人間なのか、よく考えるべきでしょう。

社員が経営者に怯えている会社は怪しい

面接では、経営者の他に、採用担当者の社員が同席することがあります。その際に違和感を感じるときが、社員が経営者の顔色を伺いならば、話している場面です。もしくは、経営者が社員に高圧的なのが感じられるときは、ワンマン経営である場合が高いです。

特に中小企業・零細企業は、ワンマン経営タイプが多いです。俺についてこい、俺の意見が正しいと考える経営者も残念ながら多いのです。それが、面接時から感じ取れることがよくあります。

そういう会社に入ると、経営者の考えで仕事も大きく左右されることでしょう。また、仕事だけでなく、有給が取れるかどうかにも関わってきます。経営者が許さなければ、休みも思うように取れないかもしれません。

本来、有給というのは、仕事に支障がきたさなければ取れるはずなのですが、経営者の顔色や気分を伺わなければ、有給取得できない状況になってしまうのです。こういう不条理なことが平気で起こるのが、ワンマン経営などで起こる特徴です。

実績作品が高い会社はレベルの高い技術を求められる

レベルの高い技術が求められる

希望する会社の実績作品をよく見てみるといいです。もし、実績が素晴らしいものならば、求められる技術も高いということが言えるかもしれません。それだけ、ハードルが高い可能性があります。ただ、逆にいえば、技術をつけられるチャンスかもしれません。

そのためには、仕事に励む時間も多くなりますし、プライベートを少々犠牲にしなければいけないようなこともあるかもしれません。レベルが高い会社ということは、それだけ仕事に対しても高い技術が求められるということです。

自身の技術と会社が求めるレベルをよく比較して、会社選びすると良いでしょう。

オフィスがおしゃれで綺麗すぎる会社は仕事へのプレッシャーも高い傾向にある

IT業界だと、やたらとおしゃれでオフィスが綺麗な会社もあります。そういう会社は一見すると働きやすいようにも感じますが、逆にいうと、「それだけ会社の内装にこだわっているんだから、仕事で還元しろ」という無言のプレッシャーを感じずにはいられません。

そういうハイセンスな会社には、当然優秀な人材も集まってくるでしょうから、社内の競争も激しいことが予想されます。となると、常に成果が求められ、プレッシャーと戦いながら仕事しなければいけないかもしれません。おしゃれな会社は、快適そうに見えながら、それなりのプレッシャーを伴うものなのです。

ボロい会社は会社で注意が必要

逆に、見た目がボロい会社も注意が必要です。清潔感がない会社は、いい加減な仕事しかしていない場合もあります。社内管理が行き届いていない会社は、ズブズブで社員のことや、会社の資産が守られていない可能性もあります。会社はおしゃれすぎるのも、ボロすぎるのも注意が必要です。

やたらとイベントが多い会社は強要されることが多い

社内強要

やれスノボだのバーベキュウだのと、やたらと社内イベントが多い会社は、仲間意識を強要されることが多いです。イベントに参加しないと、村八分にされる可能性が高いです。

イベントの多さは、社員に無理に仲間意識を持たせようとする考えをにおわせます。そのようなことをしなくても、仕事でコミュニケーションができてれば、無理にイベントを開催する必要もなければ、強制参加させる必要もないわけですが、学生ノリやスポ根精神の体育会系ノリ企業の会社は、無理にイベントや飲み会を作り、逃げ出すことのできないガチガチに固められた鎖のような関係を求められがちです。

そういう企業は、その重しのついた鎖を絆と呼ぶのかもしれませんが、そういう会社で働くと、あなたも重しをつけられる可能性が高いです。やたらとイベントが多い会社は、プライベートな時間を犠牲にして、イベント強要される場合が多いです。

みなし残業が含まれる給与形態はかなり働かされる

月給にみなし残業が含まれている場合、その想定残業時間以上に働かされる場合が多いです。「あらかじめ残業時間込みで給料を払っているんだから、たくさん働け」と会社は平気でいってきます。

みなし残業込みの会社は、ほとんどがそのみなし残業時間で仕事が終わらないケースが多く、結果的に多くの残業が強いられることがあるので、みなし残業ありの求人案件は注意が必要です。

この辺のことは、面接時に単刀直入に聞いてみるのもいいでしょう。実際に、どのくらい残業しているのか、明確に答えられない場合は、けっこう残業が多いと思った方が良いでしょう。

求人案内に無料素材画像を使っている会社は、社内を見られたくない場合もある

求人案内で実際の社内や社員の画像を使わずに、無料素材画像を使っている会社は、社内を見られたくない・隠したい可能性があります。社内の規模が小さかったり、もしくは社内環境が悪い場合は、無料素材画像でごまかしている場合もあるのです。無料素材画像を使っている求人案件は注意してみましょう。

応募先企業からの返信がやたらと遅い時間に来る

応募先希望からの返信

応募している企業からの返信がやたらと遅い時間に来る場合も注意してください。たとえば、22時以降に平気で返信がくる会社は、その時間も残業している可能性が高いです。

また、土日にも返信が来るときは、休日返上で働いている可能性もあります。応募先の会社からメールがくる日時にも、よく注意して見ておきましょう。遅い時間や土日に返信が来る場合は、その時間も平気で働いている場合が高いです。ということは、あなたもその会社に入社したら、同じように働かされる可能性があるということです。

給料の高い会社はそれだけ多く働かされる可能性がある

相場よりも高い給料を支払う会社は、その分長く働かされる可能性があります。もしくは、相当なスキルを求められるため、ハードな仕事を強いられる可能性もあるのです。給料面だけで選ぶと、後で大変な仕事や労働環境が待っている場合があるので、十分注意してください。

できたら社内の様子も見せてもらう

社内の様子を見せてもらう

面接時に、できたら社内の様子も見せてもらいましょう。一見しただけではわからないこともあるでしょうが、社内の雰囲気や、社員のモチベーション、掃除はされているかなど、何かを感じることができるはずです。

一目見てなんとなく違和感を感じる場合は、その感じたことが正解かもしれません。できたら社内の様子を見せてもらい、自分が何を感じたのか、意識してみましょう。直感というのは、結構大切なことで、当たる場合も多いのです。

いつまでも求人案件を出している会社は敬遠されている場合がある

いつまでも同じ求人案件を出している会社は、周りから敬遠されている会社である場合もあります。働きやすい会社ならば、ある程度募集をかければ、人材が見つかってもおかしくないはずです。

それなのに、いつまでたっても人材が見つからないのは、何かしらの問題があるか、入社してもすぐに辞めていってしまう会社の可能性もあります。いつまでも、同じ求人案内を出し続けている会社は注意が必要ですね。

やる気があればOKという会社はこき使われる可能性が高い

「経験不問・やる気があればOK!」という会社は、なんでもこき使われる場合が高いです。希望する仕事はさせてもらえず、雑用ばかりさせられる可能性があります。経験不問だからといって、むやみに応募しないようにしましょう。結局はやりたい仕事ができずに、スキルが一向に身につかない、今後に活かせない場合も少なくありません。

IT業界への転職は失敗しないためによく吟味すること

IT業界への転職

このように、ブラック企業の見分け方はいろいろあるのです。東京にはたくさんの企業がありますが、ブラック企業も少なくありません。おかしい会社で働かないようにするためにも、よく吟味することです。

自分で探すだけでなく、エージェントを利用するのもいいでしょう。IT業界に強い、このような転職サイトを利用するのも良いと思います。BeeSide働き先によって、自分の生活が大きく左右されるのは間違いないことなので、上記のようなことによく注意して、転職先を選びましょう!