今回はグッドイヤーウェルト製法で作られた、オススメな革靴をご紹介したいと思います。また、グッドイヤーウェルト製法で作られたシューズの特徴やメリットデメリットにも触れていきましょう。
目次
グッドイヤーウェルト製法
グッドイヤーウェルト製法の由来は、製法を生み出したひとの名前から来ています。
もともと「ハンドソーン・ウェルテッド」と呼ばれる手縫いの製法があり、それを米国のチャールズ・グッドイヤー2世が機械化し確立した方法が、グッドイヤーウェルト製法なのです。
グッドイヤーウェルト製法では、アッパー部分とインソールとウェルトが、すくい縫いによってつなぎ合わさり、そのあとにアウトソールとウェルトがつなぎ合せられているのです。
また、グッドイヤーウェルト(goodyear welt)製法は、グッドイヤーウェルテッド(goodyear welted)製法と呼ばれることもあります。
いろいろ調べてみたのですが、両者に違いはないようです。
グッドイヤーウェルト製法は、主にビジネスシューズやワークブーツなどに用いられています。
グッドイヤーウェルト製法のシューズには、様々な特徴(メリット・デメリット)があるので、詳しく見ていきましょう。
グッドイヤーウェルト製法のメリット
グッドイヤーウェルト製法のメリットは、下記の点が挙げられます。
アウトソール単体の交換が可能
グッドイヤーウェルト製法は、アッパー部分とアウトソール部分が直接つながっていないので、アウトソール単体の交換が可能なのです。そのため、長く靴を使えるというメリットがあります。
内蔵されたコルクが緩衝材となる
グッドイヤーウェルト製法により内蔵されたコルクが緩衝材となり、クッションの役目を果たすため、長時間歩行しても疲れにくいのです。
持ち主の足の形状に馴染んでくる
上記のコルク部分は、長時間履いているうちに沈み込み、持ち主の足の形状に馴染んでくるので、履けば履くほど独特のフィット感があり、履きやすくなるのです。
堅牢な造りで型崩れしにくい
グッドイヤーウェルト製法は、靴底やアッパー部分(甲革)に使われる革の素材が厚手の素材が多いので、頑丈で型崩れしにくいのです。
水が浸透しにくい
また、外側の出し縫い部分の糸が内側に通じていないので、縫い目のある製法としては、水が浸透しにくい構造になっているのです。
グッドイヤーウェルト製法のデメリット
このように、メリットの多いグッドイヤーウェルト製法ですが、デメリットもあります。
比較的重く、最初は堅い
グッドイヤーウェルト製法の靴は、厚手の素材が使用されるので、靴自体が比較的重いのです。
また、最初は堅さがあります。ただ、これは裏を返せば、頑丈な作りをしているとも言えます。
また、堅さも使い込むことで馴染みが出てくるのです。これらもグッドイヤーウェルト製法で作られた靴の一つの味として捉えることもできます。
比較的価格の高いものが多い
グッドイヤーウェルト製法は、機械化もされてはいますが、職人さんの手も加えられ、たくさんの部材と手間をかけて作られているため、比較的価格の高いものが多いのですが、手入れさえしっかり行えば一生履きこむことができると言われています。
また、靴底を交換し長い期間履くこともできるので、実はコストパフォーマンス的には非常に良いのです。
グッドイヤーウェルト製法のおすすめな革靴
このように機能面に優れたグッドイヤーウェルト製法の靴ですが、ここで、オススメなグッドイヤーウェルト製法の革靴をご紹介します。YUHAKU(ユハク)という日本の会社で作られた、グッドイヤーウェルト製法の革靴が、とても人気でありデザイン性にも優れていて、非常に素晴らしいのです。
YUHAKUのグッドイヤーウェルテッド製法(グッドイヤーウェルト製法)の革靴は、イタリアを中心とした世界各国から最高レベルの革素材を集めて、日本の職人が一つ一つ手染めを行い、とても美しいグラデーション色を生み出しています。
フォスキーア技法という独自の技法により靄(もや)がかったカラーを生み出しています。何層も染料を重ねて、独自の輝きを放っているのです。
グッドイヤーウェルト製法の革靴はいくつかあるのですが、どれも美しいです。
また、サイトに載っている商品画像が存在感あり感性を刺激させられる商品ばかりです。
YUHAKUのグッドイヤーウェルト製法革靴はデザインも機能性も優れています。
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