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食費を節約して支出を減らす
いくら副業や副職で稼ごうとしても、支出を減らさない限り収入は増えていきません。収入が増えるとついつい気分が大きくなり、支出も増えてしまうのが人間というものです。でも、収入を増やし、貯金していくのならば、支出を抑えましょう。では、どのような項目が支出を拡大させるのか、それが食費です。衣食住は人間にとって必要なもの。住居は毎月家賃やローンがかかるので、削減するのは難しいですね。安い賃貸住宅に引っ越すにしても、お金が莫大にかかる。なので、住居に対する支出を抑えるのは難しいでしょう。
衣類に関しての支出は、簡単です。極論は洋服を買わなければいい。おしゃれをしたくても、我慢して洋服を買わずに済みます。結構、ファッションを節約するのは容易いことではないでしょうか。もともと、洋服に興味の無い人もいるでしょう。そのような人は、もともと洋服にお金をかけないので支出を抑えることができる。
しかし、一番難しいのが、食に関する支出です。食べなきゃ生きていけないので、どうしても食費はかかってしまいますね。でも、この食費が一番削減できる項目です。食事をどのようにするかで、大幅な支出削減ができます。でも、食べるのはみんな好きです。だからこそ、制限するのは難しく、ついつい要らないものまで買ってしまいますね。
そこで、今回はどのようにして、食費を削減するのか、節約するのか見ていきましょう。
食費を節約するために自炊する
まず、食費を節約するために効果的なのが自炊です。これができればだいぶ食費を節約できるでしょう。仕事などで忙しい人はついつい外食してしまいがちです。外食すると自分で作らなくていいので、非常に楽ですよね。でも、外食は1回で1,000円いくこともあり、10回続ければ、それだけで1万円はかかってしまいます。
しかし、自炊であれば、1,000円分の食費を購入すれば、だいぶ食べることができます。自炊であれば、1回に1,000円も使わず数百円で済むこともできるでしょう。ひょっとしたら、残りものをうまく使えば、1回無料で食事ができてしまうかもしれません。食費を抑えるならば、とにかく外食を減らすことです。自炊するためには、自分ができる料理を増やしていくといいでしょう。また、外食ではなく、自分で料理して食べる楽しさを見つけることが大切です。
外食は所詮、食べては消えてきます。でも、自炊ならば自分で作る技術が磨かれますし、自分の料理を食べる喜びを感じられます。また、人に出して喜んでもらうことができる。自分で料理する意味を見つけられれば、さらに自炊が楽しくなるかもしれません。「自炊が面倒だな」と思うのではなく、自炊により生まれる感動や節約にフォーカスしてみましょう。
安く食材を買える店舗を把握しておく
自炊が出来るならば、次に注意すべきは安く食材を買えるお店を把握しておくことです。スーパーをチラシや最寄りの商店街などを歩いてみると、安く食品が売られているお店があります。そのようなお店を自分の頭の中で抑えておくことです。そうすれば、安く食品が買え、食費の支出を抑えることができます。ここで注意したいことは、必ずしもそのお店が、すべての食品が安いわけではないということです。お肉が安いお店であっても、お魚は他店の方が安いこともあります。
お店の特徴を把握しましょう。そのお店は何が安いのかを、徹底的に頭に叩き込みます。そうすれば、お肉、魚、野菜、果物などなど、それぞれを安いお店で購入することができます。安いお店を頭にインプットさせておきましょう。
また、それだけではなく、そのお店がいつ安くなるのか、いつ特売をするのかも調べておきます。何曜日の何時に行くと、安い食品が買えるのかをお店ごとに把握しておくといいでしょう。そうすれば、さらに安く食品が買えて支出を抑えることができます。自分で整理する意味でも、一週間のカレンダーに何曜日にどこのお店が安いのか記入してみるといいです。そして、全体像をつかみ、何曜日にどこのお店に行くのか、ルーティン化して一週間の買い物スケジュールを決めてしまいましょう。
また、気をつけるべきは、安さを求めるあまり、遠出をしないことです。あまりに安さを求めるがゆえに、自宅から遠くのお店へ行こうとします。しかし、あまりに遠いお店はたとえ激安店でも、そこまで行く電車賃やバス代がかかってしまいます。あまり遠いお店は、交通費も考えながら、買いに行くようにしましょう。また移動時間もかかってしまうので、そこまでして買う意味があるのかをよく考えてみましょう。
食費を抑えるために、まとめて買うようにする
食費を節約するポイントとして、まとめ買いがあります。スーパーや八百屋さんでは、単品で買うよりもまとめて購入する方が安い場合があります。そのような時は、まとめて買うのも節約する一つの方法です。また、一週間のうちに何回もお店で食品を買うと結局は支出がかさみます。そうではなく、ある程度の予測が立てられるのであれば、一週間分の食料をまとめ買いするのも効果的です。特に特売では、まとめ売りで安く出されている食品もあります。そのような商品を見て、自分の中で食費が浮かせられるのか考えて購入してみましょう。気をつけるべきことは、安いからといって何でもまとめ買いしないことです。あまりに買いすぎると出費が膨らみ、結局無駄に食品も余り、効率的とは言えません。まとめて買う場合は、数日分の食費が浮かせられるのかよく考えましょう。
嗜好品を減らして食費を節約する
自炊も出来て、安いお店で食品が買えるならば、次に注意すべき点は、嗜好品を減らすことです。仕事などで頭を使うとついつい甘いものが欲しくなり、お菓子などを食べてしまいます。そうなると、ついついコンビニなどでお菓子やガムなどを買うことになるのです。しかし、これらも無駄な支出になります。本当はお菓子など食べなくても生きていけるのです。でも、ストレス解消のために食べてしまうのですね。コンビニなどで購入しているお菓子にも気をつけましょう。
また、自動販売機で買うジュースやコーヒーも注意が必要です。たかだか120円足らずでも、毎日飲めばすぐに数千円、100日間必ず1本飲めば1万円以上の出費になります。そのようなちょっとした飲み物の出費もできるだけ抑えましょう。どうしても飲みたい時は、自宅から水筒などを持ってくると、自動販売機で買わずに済みます。また、水筒の中身も、2リットルの水のペットボトルを小分けにして使用すれば、ジュースなどを飲むよりも安上がりでしょう。自動販売機は極力使わない、また水筒に入れる中身に対しても、なるべく支出が抑えられるものを選びましょう。
また、自動販売機だけでなく、喫茶店のコーヒーなども、一杯で600円前後かかることもあり、非常に高額ですので、喫茶店やコーヒーショップの利用はなるべく避けてください。その他にも、元気付けのために、レッドブル(RedBull)などのエナジードリンクを好んで飲むサラリーマンもいるでしょうが、それらは一本200円くらいする高額な飲み物なので、やはり避けるべきでしょう。OLの場合は、アイスが好きな人もいますが、高いアイスは数百円しますので、食費を抑えるのならば、やはり我慢が必要です。
食べ過ぎ、太りすぎに注意しよう
自炊も出来て、安く食品も買い、嗜好品を削減できたのならば、次に注意すべきは、そもそも食べ過ぎていないかどうかです。食費を抑えるように努力していても、食べ過ぎている場合が考えられます。いくら安く食品を買おうとしても、食べ過ぎていたら食費がかさんでしまいます。今一度、買っている食品を見直してみましょう。食べたいがあまりに買いすぎてないか見てみてください。おかずを並べ過ぎていないか、お肉の量はそんなに必要か疑ってみましょう。
食べ過ぎは健康的にもよくないです。また、食料をコントロールできれば、肥満防止にもなります。適度な食事を心がけて、健康面にも気を使いましょう。自分の食事の量が多いか分からない人は、周りの人にどれくらいの量を食べているか聞いてみましょう。それを元に自分が多いのであれば、食べ過ぎなのかもしれません。おおよその基準に周りの人に食べる量を尋ねてみると良いでしょう。
食費を節約するために、無駄を減らす
食べ過ぎにも注意が出来たのならば、食料の無駄を減らすことです。具体的には、冷蔵庫の中に無駄にしている食品が無い状態です。自宅の冷蔵庫を見て、忘れていた余り物や賞味期限切れの食べ物が無いでしょうか。もしそのような無駄にしている食品がある場合は、それらを今後出さないことです。把握できていない食品があるということは、それだけお金を無駄にしています。しっかりと冷蔵庫に何があるのかを把握しておくましょう。そして、一切の無駄を出さないという心掛けで、毎回の食費を考えましょう。
無駄を出さないということは、最大限食べ物を生かすことになります。例えば、大根の場合は葉っぱも生かすことです。葉っぱをすぐに捨てるのでなく、漬けたり炒めたりして、食材として活かしましょう。魚の骨の残りもすぐ捨てるのではなく、お味噌汁のだしに使うといいでしょう。このように、食材一つ一つにしても最大限生かす方法を考えてみましょう。効率よく残ったものが生かせられれば、無駄が少なくすみ、結果的に食費を抑えることができます。安く買うことだけでなく、買った食材に対しての無駄を省きましょう。
食費を節約する まとめ
以上が、食費を節約するための具体的な方法になります。これまで、食費に関して節制をあまりしていなかった人は、いきなり節約するのは難しいかもしれません。けれども、自動販売機で購入するジュースや、コンビニで購入するお菓子や、お昼の外食など、一つ一つに気を使っていけば、確実に食費を節約できます。そうすれば、貯金も貯められるようになるでしょう。これらの方法を踏まえつつ、今一度、自身の食費について考えてみてください。収入を上げるよりも支出を減らす方が容易いです。思うように給料が上がらない今こそ、食費の支出を抑えることから始めてみましょう。