仕事が辛い!やめたい!と思っている、薬剤師の方も少なくないでしょう。
そこで今回は、薬剤師が仕事をやめたいと思う理由、そして転職方法についても詳しく触れていきます。
目次
新人の薬剤師は特に仕事が辛いと感じることも!
薬剤師になるのも大変ですが、特に新人の頃は、薬剤師の仕事をやめたいと思うことも多いです。
なぜ、薬剤師をやめたいと思うのか、理由を挙げていきます。
覚えることが多い
まず、仕事を始めたての頃は、覚えることも多く大変なのです。
薬局によっては数千以上の錠剤・薬を覚えなくてはいけません。
いきなりたくさんの薬を覚えるのは、とても大変なことです。
また、もし調剤を間違えると、命の危険にもつながることがあり、神経も使う作業になります。
立ちっぱなしで疲れる
薬剤師は、座る時間がなく、長時間立ちっぱなしで仕事をすることも多いです。
なので、足腰にくる仕事だと思います。
年齢が若いうちならばまだしも、年を取ると立ち仕事が辛く感じることもあるでしょう。
残業が多い
今は、少子高齢化でウィルスの問題もあり、薬剤師も残業が多くなってきています。
忙しい時期は、定時で帰れないこともあるでしょう。
また、薬剤師は調剤だけではなく、事務作業もあるので、残業しなければならないことも多いのです。
接客で疲れる
また、薬局は様々な患者さんがきます。
ウィルスを持っている患者さんは当然やってきますし、なかには横柄な患者さんもいます。
そういう方々を相手に接客しなければいけないので、辛い思いをすることも多く、疲れる仕事なのです。
人間関係が悪い
また、患者さんだけではなく、内部の人間関係が悪化することもあります。
特に狭い職場なので、人間関係がギスギスすると、仕事にも直に影響してきます。
また、薬局は狭いので逃げ場もなく、嫌な思いをしても耐えるしかないのです。
隣の芝が青く見える
このような状況から、特に新人のときは、隣の芝(他の仕事)が青く見て、うらやましく見えたりもするものです。
なので、仕事に耐え切れず、すぐにやめてしまうひともいます。
病院勤務の薬剤師の辛さ
病院勤務の薬剤師の場合、医療チームの一員として、より専門的な医療に参加できる・やりがいを感じる、と思う方もいるかもしれません。しかし、病院勤務の薬剤師にも、それなりの辛さがあるのです。
調剤室に隔離される
医者や看護師など医療チームとの交流もあるように思われるかもしれませんが、薬剤師は調剤室にこもることも多く、実はあまり医療チームと接点がないことも少なくありません。
仕事が多く残業も多い
大きな病院などは、それこそ患者数も多いので、薬剤師も忙しいことが少なくありません。また、仕事がなかなか終わらず、残業する人もいるでしょう。
逆に暇すぎることが悩み
病院勤務の薬剤師によっては暇で悩む人もいるようです。小規模の病院だと、それほど忙しくないこともあり、暇でどうしようかと悩む薬剤師もいます。
休日休みが取りづらい
病院勤務の場合は、当直があったり、休日も仕事することもあり、なかなか休みが家族や友人と合わないのです。病院勤務の場合は、休日の予定が立てづらいこともあります。
仕事量に対して給料が少ない
病院勤務では忙しい割に、給料が少ないと感じている薬剤師も少なくないようです。給料面に不満がある人もいるでしょう。
調剤薬局で働く薬剤師の辛さ
調剤薬局で働く薬剤師も多いはずです。調剤薬局で働く場合は、下記のような点で辛いと感じることがあります。
単調でつらい
調剤薬局で働く薬剤師は、作業が単調で辛い・つまらないと感じている方もいるようです。最初は覚えるのに必死だったのが、だんだんと作業が単調すぎて辛さを感じる人もいるのでしょう。
昇給しずらい
調剤薬局で働く場合は、なかなか昇給がしづらかったりします。働けども働けども、昇給しないため、あまりやりがいを感じられない薬剤師もいるようです。
職場が狭いため人間関係次第なことも
特に調剤薬局は職場が狭く、仕事仲間との距離間も近いため、人間関係がこじれると、それだけで仕事をするのも辛く感じてしまいます。職場が狭い分、逃げ道がないので、精神的に疲れることも多いのです。
ドラッグストアで働く薬剤師の辛さ
ドラッグストアで働く薬剤師にもそれなりの辛さがあります。下記で見ていきましょう。
品出しやレジ打ちさせられることも多い
ドラッグストアの場合は、薬以外の商品も扱っているため、品出しやレジ打ちなど、調剤とはあまり関係ない業務も多く任されることがあるのです。調剤だけしたい薬剤師にとっては、ドラッグストアで働くとストレスに感じることもあるかもしれません。
土日勤務も多い
ドラッグストアは土日も営業しているため、土日も働く場合があります。ですから、土日に休みたいと思ってもなかなか休めないこともあるでしょう。
勤務時間が長い
ドラッグストアは営業時間が夜まで及ぶので、勤務時間が長い傾向にあります。調剤薬局勤務よりも、ひょっとすると長時間働くこともあるかもしれません。
調剤や処方箋についてあまり学べない
ドラッグストアは、調剤ではなく、販売の方がどちらかというとメインなため、調剤や処方箋について、調剤薬局勤務よりもあまり学べない傾向にあります。調剤を学びたい薬剤師にとっては、物足りなく感じることもあるかもしれません。
売り上げを考えたりしないといけない
また、ドラッグストアで店長職など任されると、調剤だけでなく、店の売り上げなど経営面を考えなければいけなくなります。ですから、調剤だけでなく、ドラックストア全体を見れる視野や思考が必要になってくるのです。
人間関係で悩む薬剤師が多い
このように、病院・調剤薬局・ドラックストア勤務とそれぞれ薬剤師は、悩みや辛さを抱えているのが少なくありません。また、仕事が辛い原因で一番多いのが、「人間関係」なのです。薬剤師は特に職場が狭い分、人間関係がこじれると大変です。
嫌味な上司がいると、それだけで労働環境が悪くなります。気分屋な上司がいると、その上司に合わせて仕事をしなければいけないので、相当疲れるのです。
一度貼られたレッテルはなかなか覆せない
まだ勤務先で働き始めたばかりの頃に、ちょっとしたミスをしただけで、「仕事ができない人間」というレッテルを貼られることがあります。特に嫌味な上司や性格の悪い同僚の場合は、このようなレッテルを新人などに貼りたがり、勝手にレッテルを貼られた新人薬剤師はなかなか周りからの評価を覆すことができません。いつまでも「仕事ができない人間」という肩書きでコキ使われないといけないのです。
職場を変えると環境は大きく変わる
人間関係に悩む薬剤師は、職場を変えてみることをオススメします。勤務先を変えるだけで、人間関係は大きく変わるものです。新たな場所では、それまでの人間関係など知る人は一人もいないでしょう。これまで劣悪な人間関係・労働環境に悩まされていたのならば、思い切って転職してしまうことです。
転職すると、意外と高評価を得られることもあります。今までは「仕事ができない人間」というレッテルを貼られていたのが、「仕事ができる人間」という見方をされるようになるのです。
周りの見方次第
同じ人間、それほど行う仕事も変わらないのに、なぜこれほどまで評価が違うかというと、周りの人の見方が違うのです。今までは、単に嫌味な人から悪いイメージで勝手に見られていただけであり、普通の人から見たら、「仕事ができる人間」だったというケースはよくあります。
ですから、自分が悪いのではなく、周りの陰湿な上司や同僚が悪かったということもあるのです。なので、職場に悩まされている薬剤師の方は、本気で勤務先を変えた方が良いかもしれません。
3年働き続ける意味はない
「まずは3年働き続けないと仕事はわからない」という声をよく聞きます。しかし、1年未満でやめたっていいのです。3年働こうが人間関係は改善せず、無駄に精神的に消耗させられることも多くあります。したがって、無理に3年働いて人生の貴重な時間を無駄にすべきではありません。職場の環境が悪いと思ったら、どんどん職場を変えるべきなのです。そうしないと、自分に合う職場は見つかりません。
薬剤師の経験は色褪せない
普通の仕事だと、「転職したら、それまでの経験がリセットされ、またゼロから学ばないといけないので、これまでの経験が無駄になる」という考えもあるかもしれません。
しかし、薬剤師の場合ならば、どこへ転職しても調剤を行うわけであり、経験値は確実に積み重なります。
したがって、転職回数が多かろうが、薬剤師は不利になることはなく、むしろ様々な知識や経験が身につき、転職がプラスに働くこともあるのです。
一つの職場に居続けると学べることは少ない
逆に一つの職場・勤務先にずっと居続けると、学べることは限られてきます。
患者さんとは長く知り合えても、調剤や処方に関する新たな知識は得にくいでしょう。
どこでも通用する薬剤師として成長するためには、様々な場所で薬剤師の経験を積むことは、とても大切なのです。
体調的な問題
あとは、体調的な問題もあるでしょう。
仕事を続けたくても、身体的に続けられないひともいます。
そういう場合は、あまり無理をしないことです。
副収入を得る努力をする
薬剤師で今仕事ができたとしても、今後も仕事ができる保証はどこにもありません。
病気や怪我で仕事ができなくなる可能性もあります。
だからこそ、今のうちから副収入を得る努力をしておくことです。
例えば、銀行にお金を預けるくらいならば、自動運用で投資信託をする方法もあります。
将来のことも考えて、今のうちから行動しておくことが大事です。
周りの意見に振り回されないこと
また、仕事をやめたいとき、転職したいときは、周りからネガティブなことなど、いろいろ言われるかもしれません。
しかし、そういう言葉はあまり気にしないことです。
それよりも、あなたがどうしたいのか、自分自身でよく考えて決めることが大事です。
代行業者利用で退職する
ちなみに、もし薬剤師をやめられないときは、代行業者がおすすめです。
『上司に悪い』
『なかなかやめさせてくれない』
そんなことでお悩みではありませんか?
自分でやめるというのは、伝えにくいものです。
だからこそ、退職代行がおすすめですよ!
退職代行を使えば、面倒なやりとりもなく、即日退職できます。
退職手続きも全て代行業者がしてくれるので、かなりおすすめです。
私も代行業者を利用したことがあり、ちなみにこちらが良心的でした!
もし、どうしてもやめられなくて困っている薬剤師の方は、退職代行業者も検討してみましょう。
とりあえず他の職場も探してみる
もし、今の仕事をやめたいと思っているならば、とりあえず他の職場も探してみるといいと思います。
たとえ実際に転職しなくとも、他の求人を見てみるのは、参考になることも多いでしょう。
現状に行き詰まっているならば、他の職場にも目を向けてみることです。
薬剤師のオススメな転職サイト
下記では、薬剤師向けのオススメな転職サイトを紹介しています。
転職を考えている薬剤師の方は、ぜひ検討してみるといいでしょう。
ファルマスタッフ
「ファルマスタッフ」は、求人件数業界No.1で、高収入の求人も多くあります。
また、東証一部上場の大手調剤チェーンである、日本調剤グループが運営している転職エージェントで、転職成功率は90%超の実績があります。
求人情報は非常に濃く、職場の雰囲気や経営状況、残業などの忙しさなど、デメリットな情報でも現場の生の声をしっかりと求人に反映しているので、気になる方はぜひチェックしてみるといいでしょう。
転職すれば環境は大きく変わるかもしれない
もし、薬剤師の方で仕事をやめたい、転職したいと思っているならば、いち早く行動してみるのもいいと思います。
転職して環境を変えることで、仕事に対してもやりがいを感じ、今よりも充実した生活が送れるかもしれません。
いつまでも迷っているくらいならば、行動してみるのもいいでしょう。
薬剤師の資格があれば、転職もしやすいはずです。