薬剤師は女性が多い業界でもあり、残念ながら男性上司によるセクハラに悩まされている薬剤師の女性も少なくありません。しかし、セクハラに負けてはいけません。セクハラは人権侵害です。耐える必要はない、今こそ立ち上がり、戦いましょう!
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セクハラは相手を侮辱する行為
セクハラははっきり言って、相手を侮辱する行為です。女性という人格を否定し、自分の欲望を満たすための相手を踏みにじる行為でしかありません。上司という権力を乱用した、相手への見えにくい精神的・肉体的な暴力以外の何物でもありません。セクハラに苦しめられている女性たちは、今こそ立ち上がるべきなのです。
これ以上、苦痛に耐える必要はありません。セクハラを受ける方は悪くないのです。セクハラをする人こそ悪です。そのような悪にひれ伏す必要はないのです。それがたとえ上司だろうともです。
会話を録音しておこう
セクハラとは、職場において行われる性的な言動に対する労働者の対応により当該労働者がその労働条件につき不利益を受けること、または、職場において行われる性的な言動により労働者の就業環境が害されることになります。ゆえに、相手の容姿を否定したり、卑猥な言葉を相手に発するのは、十分セクハラに該当するわけです。
セクハラする人は、平気で相手の外見について否定的な言葉(ブスなど)や卑猥な言葉(下ネタなど)を発してきます。それにより、言われた方の労働者が気分を害したり、就業環境が害されるのであれば、十分セクハラになるのです。
そのような言動を繰り返す上司がいるならば、こっそり録音しておきましょう。レコーダーを用意すると良いでしょう。カメラだとバレる可能性があります。また、レコーダーも今はUSBタイプのバレにくいレコーダーもあるので、そのような小型レコーダーを用意して証拠を押さえておくといいでしょう。
また、レコーダーに記録しておくだけでなく、メモ帳に記しておくのも有効です。いつ何を言われたのか、詳細に残しておきましょう。
裁判や証言するときに役に立つ
これらの記録はいざというときに役に立ちます。労働基準監督署に訴えたり、万が一、裁判になった時も重要な証拠資料となるでしょう。もちろん、社内に人事部があったり、上層部に密告する際も役に立つはずです。このようなことで争いをする際は、かなりの可能性で従業員、つまり被害を受けた側が訴訟でも勝つ可能性が高いでしょう。労働者を守るように法律も整備されています。
ただし、裁判を起こすとなると、骨が折れるかもしれないので、セクハラを受けた場合は、上層部や労働基準監督署などの機関に相談するのが良いでしょう。
セクハラに耐える必要はない
重要なことは、もはやセクハラに耐える必要がないということです。今の職場が惜しいと思って、セクハラに耐えて頑張る女性もいるかもしれませんが、そのような辛抱は自分の精神や身体をおかしくしてしまうだけです。セクハラは違法行為です。いつまでも不当な扱いに耐える必要はないのです。自分らしく生きるために、転職を検討すべきです。もしくは、身近な人に相談すべきです。
転職が不利になることはない
もし、セクハラでやめたときに、転職活動で真実を伝えるかどうかですが、個人的には伝えて良いと思います。もちろん生々しい内容はオブラートに包むこともあるでしょうが、ひどい仕打ちを受けたことを伝えても、マイナス評価になることは考えにくいです。単に人間関係の悪化とするよりも、上司からセクハラを受けたことを伝えても良いでしょう。周りに相談しても改善されなかった場合は、それも伝えましょう。採用担当者には、自分なりに改善されるよう努力したことがわかるでしょう。
セクハラを受けたことは悲しい過去で言いたくないかもしれませんが、自分は不当な扱いを受けて退職を迫られたことを告げるべきです。それに対してマイナスイメージを抱く会社ならば、むしろ、そのような場所で働かない方が良いでしょう。良心的な会社であれば、そのような退職理由を正当に捉えてくれるはずです。
セクハラを受けている研修生も立ち上がれ!
また、薬剤師を目指す研修生もセクハラを受けやすいです。薬剤師として就職したいと思う気持ちや、バラせば不利になるのではないか、という気持ちから耐えてしまう女性もいるかもしれませんが、一切耐える必要はありません。不当な扱いを受けたら、バシバシ密告しましょう。それにより、自分の立場が危ぶまれる心配はないでしょう。もし、立場に影響するようなことがあれば、それこそ問題です。また、セクハラを受けるような職場で働く必要は到底ないでしょう。
セクハラに耐えることが一番だめ
一番まずいのは、セクハラに耐えてしまうことです。自分だけ悲しい思いをする必要はありません。出るとこ出る、くらいの気持ちで戦うのもありなのです。それが原因で立場が危ぶまれるならば、こちらからとっとと出ていきましょう。そして、しかるべき機関に訴えるべきです。どれほどひどい仕打ちを受けたのか、密告しましょう。
また、次は良い職場に巡り会えるように前向きに転職活動をしていきましょう。努力していけば、きっと良い職場が見つかるはずです。まずは、転職サイトを見るなどしてみましょう。薬剤師専門の求人サイトがあるので、下記で紹介しているので、ぜひ参考にしてみると良いでしょう。