お金がないことの罪悪感とは

人はどんなに大金を手にしても、心の穴は埋まらない。寂しさだったり、焦りや不安だったり。一般の人が一生稼げない金額を手にしていても、心の穴を埋めることができず、犯罪に走ってしまう。

弱い精神を補うかのように麻薬に走り込む。止められぬ底なし沼のなかに陥る。誰もが羨む、尊敬する存在だったとしても、たった1つの大きな過ちで、信頼は失われ以前のような輝きを放つことは二度と無くなってしまう。

人はどんなにお金や名誉名声を得たところで、人として強くなるわけではなく、その弱さもろさは露呈されてしまう。お金や地位ではなく、自分を信じることがどんなに重要か、著名人たちの過ちでいつも気づかされる。

結局は、自分に正直になれず、弱さをひた隠し逃げようとすればするほど、現実はいまの自分を映し出す。決して、自分がイヤだとする部分から目を背くことはできない。自分を受け入れることが、本当の自分との出会いにつながる。それはお金や世間からの地位では変えない。

どんな人間も、自分と向き合うことが試される。