「公務員試験に受かるために予備校に通うひとが多い中、独学で試験に挑むなんて無謀だ!」と思うかもしれませんが、独学で公務員試験を合格するのは、
公務員試験は、独学でも合格することはできます。
目次
独学で公務員試験を突破するのは、不可能ではない!
この記事を読んでいるひとの中には、独学で公務員試験に挑みたいけれども尻込みしている方、もしくは独学で挑んですでに公務員試験に失敗している方もいるかもしれません。
しかし、この記事を書いている私個人の経験から見ても、公務員試験は独学で突破することはできます。
公務員試験のための専門学校に通えない理由
確かに、公務員試験に合格するのは簡単なことではないため、公務員試験の勉強をするための専門学校に通うひとも多いです。
しかし、私もそうでしたが、様々な理由で専門学校に通えないひともいるはずです。
- 学校に通う時間がない
- 学費の問題
- なんとなく公務員を目指している
- 公務員試験を受けるのはだいぶ先のこと
ざっと考えてみても、上記のような理由で、専門学校に通わないひともいるでしょう。
その中でも特に多いのは、学校に通う時間がない・学費が払えないという理由だと思います。
私個人も、当時は社会人であり学校に通う時間もなく、また学費を払えるお金もありませんでした。
時間があり、お金に余裕がないと専門学校に通うのは難しい
現実問題として、
また 公務員試験を勉強するためだけに、専門学校に通うのは難しいです。ちなみに、特別区に合格した知人は、大学を卒業して1年間は働かずに、予備校に通って公務員試験の勉強をして、合格しました。
それほどアルバイトもしていなかったと思うので、おそらく予備校代は親に出してもらっていたと思います。
当然、予備校に通っている間の1年間の生活費も、親が負担してくれていたはずです。
現に知人は、実家暮らしで予備校に通っていました。
このように、恵まれた環境にない限りは、なかなか公務員試験のためだけに、予備校に通うことは難しいです。
ちなみに、この知人は国立大卒で、大学四年のときに独学で公務員試験に挑みましたが、特別区1次試験を落ち、卒業後に専門学校に通い、無事合格しました。
やはり、それほど公務員試験は難しいとも言えるでしょう。
独学で公務員試験を受ける場合は、効率が重要!
限られた時間の中で、独学で公務員試験に挑むならば、
下記は、公務員試験の科目になります。
- 数的処理
- 文章理解
- 人文科学
- 自然科学
- 社会科学
- 時事問題
このように、公務員試験は教養科目、専門科目があり、全部を網羅しようとすると、相当な勉強量が必要になります。
捨て科目を選ぶ
すべての科目を全部こなそうと思うと、非常に多くの時間が必要になってしまうので、効率良く短時間の勉強で合格に近づけるためには、あらかじめ捨て科目を決めておくことです。
捨てる科目のポイントとしては、
です。例えば、自然科学(物理、化学、生物、地学など)や国際関係論、労働法、刑法、商法などを捨てるという選択もあります。
特に、数的処理や文章理解は配点も多いので、捨てずに勉強した方が良いでしょう。
また、専門科目の憲法、民法、行政法、ミクロ経済学、マクロ経済学なども、試験に頻繁に出てくる科目なので、捨てない方が良いと思います。
自分の得意科目や不得意科目も加味しながら、短時間に効率よく勉強するためにも、捨て科目を選んでおくことです。
専門学校に通わなくとも、参考書は必要になる
専門学校に通わずとも、参考書は必要になります。
古すぎる参考書は勉強にならないこともある
公務員試験のための参考書は、新品で購入すると高いので、古本を買おうとするひともいるかもしれません。
しかし、古い本は記載されている情報も古いため、公務員試験の勉強をするには、あまり適していません。
特に時事問題に関しては、年度により取り上げられる時事ネタも違います。
専門学校に通うことに比べれば、参考書の買い揃えるのは、コスト的にもだいぶ安いので、効率良く勉強するためにも、 をおすすめします。
ちなみに、公務員試験向けの参考書を購入するならば、豊富な種類の参考書が販売されている、LECオンラインショップがおすすめです。
効率良く独学で勉強する方法
限られた時間の中で、独学で公務員試験を勉強するためには、工夫して勉強することが大事になります。
過去問から勉強する
効率的に公務員試験の独学をするならば、過去問から勉強することです。
もちろん最初は、わからない問題が多いと思います。
しかし、わからない問題でも詳しく勉強することで、理解できるようになります。
また、大まかな試験内容を知るという意味でも、過去問から勉強するのは、非常に意味があることです。
過去問をひたすら解いていくだけでも、公務員試験の傾向を掴むことができます。
なので、効率良く勉強するために、まずは過去問から勉強を始めることをおすすめします。
時間がないときは、ひたすら流し読みする
勉強をするときは、じっくり紙に書いて学ぶことも大事ですが、あまり時間がないときは、ただ流し読みするだけでも意味があります。
例えば、電車の中や仕事の合間などは、なかなかじっくり勉強する時間もないと思います。
そういうときこそ、ざっと参考書を流し読みするのです。
流し読みでも、何回も流し読みすることで、知識として頭に入っていきます。
何もしないよりも、流し読みでも、見ているだけで自然と覚えることができるので、意味あることなのです。
立ち読みでも構わないので、時間があれば参考書をひたすら流し読みすることです。
何度も間違える問題、難しい問題はノートに書き写す
勉強していく中で、何度も間違える問題・難しい問題・特に重要な内容などについては、ノートに書き写してまとめておくことです。
重要なポイントについてノートにまとめておき、また
特に重要なポイントや間違えやすい問題などについては、ノートにまとめておくと良いでしょう。
必須科目が少ない市役所を選ぶ
また、限られた勉強時間で公務員試験に合格するためには、
国家公務員や特別区の試験は必須科目が多いのですが、実は他の市役所の公務員試験は、教養科目と小論文のみなど、科目数が少ない公務員試験もあるのです。
なので、もし興味があれば、他の市役所の公務員試験内容もチェックしてみると良いです。
案外少ない科目数で受けられる試験もあります。
公務員試験は、小論文や面接こそが重要
そして、勘違いしてはいけないのが、筆記試験が出来たからといって、公務員試験に合格できるわけではないのです。
公務員試験で重要となるのは、筆記試験よりも小論文や面接です。
筆記試験は、あくまで足切り程度でしかなく、応募者の人となりを見ている小論文や面接こそが大事なのです。
応募者の中には、将来が安定しているから公務員を選ぶひとも少なくないでしょう。
そのような中で、本当に地域の貢献のために公務員の仕事を全うする人間か、公務員の仕事に興味を持っているか、などを採用担当者も見ています。
なので、筆記試験通過を目標とするのではなく、その先の面接対策もしっかり行う必要があります。
なぜ公務員になりたいのか
面接対策などについて考える際は、「なぜ公務員になりたいのか」考えてみることです。
安定している、ある程度の収入が見込めるなどあるかもしれませんが、公務員の仕事に対してやりがいなど感じていない場合は、面接で落とされる可能性があります。
なので、公務員の仕事のどういう点に興味を持っているのか、どのような仕事をしていきたいのか、考えてみることです。
昨今でも公務員による不祥事は起きており、何かと風当たりも強いものです。
そのような中で、公務員に適している人材を選ぶためにも、採用担当者も厳しい目で応募者を選んでいます。
たとえ筆記試験の点数がよくとも、応募理由が採用担当者を納得させられるような内容でなければ、面接試験を突破するのは難しいでしょう。
自治体や地域のことをよく調べているか
また、希望する自治体やその周辺地域のことを調べているかどうかです。
おそらく面接で、「なぜこちらで働きたいのか」聞かれるはずです。
そのときに曖昧な答えでは、採用担当者に良い印象を持ってもらうのは難しいでしょう。
そういう質問が出た場合は、どれだけ自治体や地域について調べているか、考えているかも、おそらく見ています。
なので、希望する自治体や地域についても、よく調べておくことです。
また、それだけではなく、「そこであなたは何がしたいのか」を考えておき、面接でアピールすることで、公務員として働きたい意思を相手に伝えることができます。
筆記試験だけではなく、この辺についても、よく対策を練っておくことです。
限られた時間の中で、どれだけ公務員試験に時間を割けるか
学生でも社会人の方でも、なかなか公務員試験の勉強のために時間を取るのは、大変なことだと思います。
恋人がいればデートをしたいでしょうし、友達との飲み会や遊びにも出かけたいでしょう。
しかし、デートや遊びに時間を使ってしまっては、ますます公務員試験の勉強をする時間はなくなってしまいます。
ただでさえ時間がない中で、公務員試験に受かるためには、
です。通勤通学のわずかな時間、学校や仕事がない休みの日、毎日の就寝前など、なるべく公務員試験勉強のために、時間を確保することが大事です。
公務員試験を乗り切るためには、効率も大切ですが、ある程度の勉強量も必要です。
そのためにも、勉強するための時間をなるべく多く確保することです。
自分に合う効率的な学習方法を見つける
独学で公務員試験を突破するには、
です。先でも触れましたが、個人的には過去問や参考書を繰り返し流し読みすることは、 でした。
短時間で結果を出すためにも、そういう自分なりの勉強方法を見つけることが大事です。
それには、ただ単純にマンネリ化した勉強をするのではなく、常に工夫して考えながら勉強をすることです。
周囲の雑音に惑わされないこと
あとは、周囲の雑音に惑わされないことです。
公務員試験の勉強を独学でしていると、周囲のひとは「専門学校へ通わないと無理」「今からではもう遅い」など、いろいろ言われることもあるかもしれません。
そういう心ない言葉、雑音には耳を傾けないことです。
周囲の勝手な言葉に耳を傾けて、精神を消耗させてしまうよりも、自分を信じて、公務員試験の勉強に時間を費やした方が、断然効率が良い選択です。
合格するまで諦めない
独学で公務員試験を勉強することは、簡単なことではありません。
高学歴のひとでもなかなか受からないほど、難関な試験なので、それは大変なものです。
公務員試験に合格するまで、もしかしたら数年かかる可能性もあります。
しかし、それでも諦めないことです。
公務員試験に合格するためには、たとえ何年かかろうとも、合格するまで諦めないことです。
なかなか前が見えないと、「独学で公務員試験突破は無理!」と思うかもしれませんが、諦めずに効率良く勉強していくことで、試験突破できる可能性は十分にあります。