所有物件の入居者募集をしても、なかなか空室が埋まらないこともあるでしょう。
住居でも店舗でも、空室が埋まらないのは、何かしらの問題があるのです。
目次
なぜ空室が埋まらないのか
しかし、何かしらの問題を抱えていることに気づけないオーナーも少なくありません。
そこで、ここでは「なぜ空室が埋まらないのか」について、詳しく考えていきたいと思います。
そもそも宣伝が足りない
そもそも空室が埋まらない物件は、宣伝が足りていないことがあります。
ネットでも十分に宣伝しているでしょうか。
今は、ネットから物件を探すひとも多いです。
また、物件紹介サイトは複数あるので、いろいろなサイトで宣伝しておくことも大切です。
全くネットで宣伝していないひとは、不動産の広告だけで宣伝していることがあります。
それでは、なかなか集客効果は得られません。
敷金・礼金・保証金などが高過ぎる
さらに、敷金礼金、保証金などが高過ぎることがあります。
今は敷金礼金がかからない物件も多くある中で、平気で家賃6ヶ月分の保証金を取ろうとするオーナーもいます。
さらには、2年毎の更新料まで発生する物件も多くあります。
普段の家賃でも十分に利益が得られるにも関わらず、それほど手数料を取ろうとして、空室が埋まるのでしょうか。
敷金礼金などの手数料は、入居者にとって大きなリスクです。
そういう面でも考慮しなければいけないこともあるでしょう。
上から目線のオーナーが多い
特に、古くから物件を持っているオーナーほど、上から目線でものを言うひとも多いのです。
入居者の立場で考えるのではなく、あくまで「自分たちの利益になるために、相手を選ぶ姿勢」が強いです。
いつまでも昭和な殿様商売をしている
つまり、そう考えるひとほど、相手を下に見て、殿様商売をするひともいます。
しかし、そうやって横柄な構えでは、なかなか空室は埋まらないでしょう。
今は、少子化が進み、物件を持っていたとしても、すぐに空室が埋まるわけではなく、工夫が必要なのです。
物件がボロボロで魅力がない
また、手数料を多く取ろうとする割には、物件がボロボロであったりします。
しかも、修繕費は入居者持ちだったりするのです。
そのことからも、「オーナーは一切費用負担したくない」意志が伝わります。
そのような雑な対応では、空室はなかなか埋まらないでしょう。
営業意識が圧倒的に欠如している
昭和のときは、物件が開けばすぐに空室は埋まったかもしれません。
しかし、今はそういう時代ではありません。
それに気づかず、また変わろうとしないので、営業意識が圧倒的に欠如していることがあります。
リスクを取らず、自分の利益ばかり考えている
自分たちの利益ばかり考えて、リスクは全て入居者に負担させるような考えでは、空室はなかなか埋まらないでしょう。
いくつもの不動産屋と話して思うのは、まだまだそういうオーナーが多いのです。
なまじ物件を持ち、お金もそこそこ持っているので、焦っていないのでしょう。
しかし、逆に言えば、そういうオーナーが多いほど、営業努力次第で差をつけられるのでチャンスです。
入居者をカモにしか思っていない
どうも、入居者をカモ(自分の利益になる存在)にしか思っていないオーナーもまだまだいると思います。
そういうオーナーの物件ほど、修繕されていなく、魅力的な物件ではなかったりするのです。
いかに相手の目線に立てるか
これからは、空室を埋めるためにも、相手の立場で考えることです。
例えば、賃貸オーナー向けのリノベーション「ハプティック」というサービスもあります。
このようなサービスを利用して、リノベーションを行い、空室対策を行うことも大切です。
とにかく、なかなか空室が埋まらない状況に悩んでいる今こそ、意識を変えて行動に起こすことが大切です。
そうしなければ、ますます状況は苦しくなっていくことでしょう。