- 『まったく無関係のサイトが・・・』
鹿児島県が使用したドメインを第三者が再取得してとんでもないことになりました!
目次
鹿児島県が使用のドメインを第三者が再取得
なんと鹿児島県が使用していた4つのドメインを第三者が再取得して、全く関係ないサイトが現れました。
第三者に再取得されていることが分かり、県が注意を呼び掛けています。
事業終了などに伴って契約を解除
鹿児島県よると、4つのホームページアドレスは、県の事業紹介のために外部から取得し使っていましたが、事業終了などに伴って契約を解除し運用を停止していました。
しかし、その後、そのホームページアドレスを第三者が再取得して、現在は県とは関係のないサイトが表示されています。
鹿児島県が以前使っていたドメイン
- ▼「かごしまのウェルネス」で使用していた
kagoshima-wellness.net - ▼「らくらく鹿児島巡り事業(R3年度)」で使っていた
kg-rakumegu.com - ▼「らくらく鹿児島巡り事業(R4年度)」で使用していた
kagoshima-rakumeguri.com - ▼「ぐりぶークーポンに関する広報」で使用していた
greboo-coupon.jp
鹿児島県の事業紹介サイトがオンラインカジノ紹介サイトに!?
実際に対象ドメインで検索してみると、
「ぐりぶークーポンに関する広報」で使用していたドメインが「無料クーポン配布アプリ調査団」というサイトになっていたり、
「らくらく鹿児島巡り事業」で使用していたドメインが、福祉車両の購入促進サイトや、
さらには、オンラインカジノの紹介サイトになっています!
管理者に削除依頼
被害の報告や苦情は入っていないとのことですが、県は4つサイトをリンクしていたサイトの管理者に削除を依頼しています。
国や地方自治体が利用するドメインが価値が高い
今回、鹿児島県は事業終了に伴いドメイン契約を解除したようですが、
国や地方自治体など、特に公的機関の使用履歴のあるドメインはブックマークやリンクしている数も多く、
ドメインとしての評価も高いので、契約解除したドメインは再取得されやすいです。
安易に契約解除しない
このように公的機関が利用したドメインは再取得して全く関係ないサイトとして運用されやすいので安易に契約解除しないことです。
安易に新規ドメイン取得しない
また、ドメインは増えるほどコストもかかりますので、安易に新規ドメイン取得せずに、既存のドメインを使うことです。
今回の件で、鹿児島県も再発防止策として「今後は民間業者から取得するのではなく県専用のドメイン『pref.kagoshima.jp』を使うよう庁内で周知徹底する」としています。
本当に価値ある中古ドメインは数百万で売買されることもあります。
鹿児島県だけではなく、一般の方でもドメインを取得されている方は、管理に十分な注意が必要です。