タクシードライバーの仕事は一体いくら稼げるのか?タクシードライバーは稼げないのか?気になる人もいるでしょう。
そこで今回は、タクシー運転手が大体いくら稼げるのか、詳しく見ていきましょう。
目次
タクシードライバーの平均年収
まず、タクシードライバーの平均年収ですが、地方で平均年収300万円、都市部で平均年収400万円と言われています。
これは平均なので、もっと少ない人もいますし、もっと多い人もいます。少ないと年収200万円以下もいるでしょうし、多いと年収800万円超えもいるでしょう。
タクシードライバーは、歩合制でもあるため、頑張り次第で年収は大きく違ってきます。しかし、普通の会社員よりも稼げるチャンスは十分にあるのです。
タクシードライバーの1日の平均売上 – 乗客数・客単価
タクシードライバーの1日の平均売上は大体5万円くらいです。
タクシードライバーが1日に乗せるお客さんは、平均33人ほどで、客単価は平均1,500円になります。
33人×1,500円=49,500円となり、おおよそ5万円稼げる計算になります。
タクシードライバーをすれば、1日平均でこれくらいの売上を稼ぐことができます。
タクシードライバーの歩合はいくら?
タクシードライバーの給料は、ほとんどが歩合制になります。
基本給があっても、少ない金額しかでません。タクシードライバーが稼ぐためには、完全歩合制と捉えて頑張ることです。
そして、歩合の割合ですが、全国的な平均では売上の50%が歩合として支給されます。
ですから1日5万円の売上ならば、1日25,000円の歩合給になります。
また、高い歩合制度だと、売上から60%の歩合給をもらえるところもあります。
この場合は、1日5万円の売上ならば、30,000円の歩合給がもらえるのです。
このように、歩合制度の割合により、もらえる金額は大きく違ってきます。ですから、なるべく歩合が良いタクシー会社で働いた方が、タクシードライバーは稼げるのです。
年間3億人以上が利用するタクシー
ちなみに、国内のタクシー利用者は年間3億人以上と言われています。
1日に換算すると90万人以上の方がタクシーを利用しているのです。しかも、日本国民全員がタクシー利用をしたとしても、年間2回以上利用している計算になります。
今後、国際化・日本の観光化が進む中で、さらにタクシー業界の重要は増えていくでしょう。
ということは、さらに稼げるチャンスが出てくるのも確かなのです。
稼げないとも言われるタクシー業界ですが、これからも乗客数は増えていく可能性があり、十分稼げる業界なのです。
タクシー運転手の1日の平均勤務時間
タクシー運転手の1日の平均勤務時間はおよそ平均18時間程度になります。
これを見ると、勤務時間が長く感じるかもしれませんが、経験者は知っているのですが、思いの外あっという間に時間が過ぎてきます。
なぜかというと、運転が好きな人ならば、お客さんを運んでいればあっという間に時間が過ぎますし、運転に集中しているため、時間が経過するのが早いのです。
また、疲れたり休憩を取りたかったら、好きな時間に休むことが可能なので、比較的マイペースに仕事ができるのです。
下記でも、タクシードライバーの1日の流れについて記載しているので、参考にしてみると良いでしょう。
タクシードライバーは勤務日数も少ない
また、タクシードライバーは勤務日数も少ないのです。
長時間労働のため、平均勤務日数は月11日程度です。
休日が19日もあるので、かなり体を休めたり、自由な時間を使うことができます。
非常に休みが多く、しかも頑張り次第で給料もそれなりに稼げるのでタクシー運転手はオススメなのです。
自由な時間が欲しい方にはタクシードライバーは向いているでしょう。
また、芸人を目指す人やビジネスを起こしたい人など、ある程度の固定収入を得ながら、他に挑戦したいことがある方にとっては、タクシードライバーの仕事はオススメなのです。
一時的にタクシードライバーで収入を得ながら、空いている時間に他のビジネスに挑戦することができるのです。
タクシードライバーの休日については、下記のページが参考になるでしょう。
タクシードライバーで年収600万円以上も夢ではない
また、タクシードライバーで年収600万円以上目指すことも夢ではありません。
年収600万円以上目指すポイントは、乗客数を多くする、勤務日数を多くする、歩合の割合が多い会社で働くです。
1日平均乗客43人 × 客単価1,500円 × 13日勤務 × 歩合60% × 12ヶ月 = 約年収604万円
例えば、上記のように1日平均乗客43人(平均タクシードライバーより10人多い)、勤務日数13日(平均11日より2日多い)、高めの歩合60%ならば、年収600万円以上も可能なのです。
難しいようにも見えるかもしれませんが、少し多くお客さんを乗せて、2日ほど多めに働けば、十分年収600万円も狙えます。
このように、乗客数を多くしていくことで、年収800万円以上稼ぐことも夢ではないのです。
これでも分かるように、実はタクシードライバーは稼げる仕事なのです。
なぜ手取り十数万円のタクシードライバーがいるのか
また、中には月給10数万円のタクシードライバーもいます。
なぜこのように差があるかというと、単純にお客さんを乗せていないからです。
もし、お客さんを1日平均16~7人しか乗せていない場合は、それだけ月給も下がります。
1日平均乗客16人 × 客単価1,500円 × 11日勤務 × 歩合50% = 月給約13.2万円
このように、1日平均乗客数が少なく、歩合割合も多くないと、月給10万ちょっとしかいかないこともあるのです。
上記のような金額は、おそらくサボりがちなドライバーだと思います。
普通であれば、1日平均33人程度はいくはずです。サボってばかりいると、このような数字しかなりません。
逆に言えば、ちゃんと仕事をしていれば、普通に稼げるのがタクシードライバーの仕事なのです。
タクシードライバーで稼ぐためには
ではタクシードライバーが稼ぐためにはどうすれば良いのか、下記のポイントに注目すると良いでしょう。
タクシー会社選びを怠らない
まずはタクシー会社選びを怠らないことです。
- 歩合割合が高い
- 法人契約をしている
- 知名度がある
上記のようなタクシー会社が稼げる可能性が高いです。
やはり、歩合が多い方がお金が稼ぎやすいです。
また、法人契約をしていたり、知名度がある方が稼ぎやすいのも確かです。
このように、タクシー会社選びは慎重に行うと良いです。
ちなみに、オススメのタクシー会社は下記の方でも紹介しているので参考にしてみると良いでしょう。
地理に詳しいこと
土地勘に詳しいことも非常に大切です。
どの場所ならば、お客さんを捕まえやすいのか、時間帯によっても変わるでしょう。
街の特徴をつかむことは、タクシードライバーがお客さんをゲットするためにとても大切です。
場所によっては長距離で稼げることもあります。そのように街や土地柄の特性をつかむことで稼ぎやすくなります。
なるべく無乗車時間を減らす
なるべく無駄な時間を減らすことです。
例えばお客さんを目的地で降ろしたら、そこから新しいお客さんを探すのが理想的です。
なるべく空箱状態でガソリンを無駄に使って走らせないことです。
効率よくお客さんを拾えるように、お客さんを獲得しやすいポイントを押さえておくことが何よりも大切です。
常に観察力を養うこと
やはり大切なのは常に観察力を養うことです。
どのポイントがお客さんを得やすいのか、街を走りながらよく見ておく必要があります。
そして、ポイントを頭の中で押さえておく事も重要です。次にチャンスをつかむために、人の動きをよく観察しておくと良いでしょう。
タクシードライバーは魅力的な仕事
魅力的な歩合給制度
タクシードライバーは、このように頑張り次第で稼げる魅力的な仕事です。
固定給では満足できない、頑張った分だけお金が欲しい方は、タクシードライバーのような歩合給制度が向いているかもしれません。
やればやった分だけ、お金を得ることができます。
人間関係によるストレスがない
うるさい上司や同僚がいないので、人間関係に悩まされず、ストレスなく仕事ができます。
ある程度、自分のペースで働けるので、誰かの目を気にしたり、指示通り働かなくてはいけないストレスもありません。
派閥や上司の顔色を伺う必要がないのも、タクシードライバーの良いところです。
自由な時間が多い
働いている最中もある程度自由な時間が多く、お客さんがいなければ知り合いに電話をかけてもいいですし、休みが17日程度はあるので自由に旅行に行ったり、好きなことをすることができます。
会社に縛られず、多くの自由な時間を欲しい方には、タクシードライバーは最適な仕事と言えるでしょう。
副業や勉強したい社会人や、他の夢を追いかける方にとっても、タクシードライバーは最適な仕事です。
様々な出会いがある
タクシードライバーにも、車内という小さなスペースで様々な出会いがあります。
いろいろな仕事を経験している人と出会えるチャンスでもありますし、話が聞ける貴重な場でもあります。
小さな空間に多くの人間ドラマが詰まっており、それを感じられるのもタクシードライバーならではです。
自分の時間を持ちたい、自分のペースで仕事をしたい、お金を稼ぎながらいろいろな経験をしたい方は、タクシードライバーの仕事も向いていると思います。
“タクシードライバーの日給・月給・時給はいくら?高年収は期待できるの?” への1件のフィードバック