Zaif(ザイフ)でビットコインを買ったり売ったりする場合は、簡単売買か現物取引、どちらがいいか迷う方もいると思います。そこで、両者の違いについて見ていきましょう!
目次
簡単売買は手っ取りばやいが!
Zaif(ザイフ)の簡単売買は、その名の通り、本当に簡単にビットコインの購入ができます。ですから、仮想通貨取引について詳しくない方には、簡単売買の方がやりやすいかもしれませんね。
ですが!注意してほしいことがあります。それが手数料の高さです。簡単売買の場合は、操作が簡単なのですが、現物取引と比べて、手数料が高めなんですよね。
簡単売買はスプレッドが大きく開いている
簡単売買は、現物取引よりもスプレッドが大きく開いているのです。スプレッドとは、買いと売りの差です。次の画像を見てもらえばわかると思います。
たとえば、Zaif(ザイフ)の簡単売買で、ビットコインの売り買いをする場合、売り価格は971,928円で、買い価格は1,042,954円なのです。
つまり何が言いたいかというと、この時点で両者に7万円程度の開きがあるわけです。ですから、仮に、ビットコインを購入して、その後に売りたいとなったとき、この7万円の差も考慮して売らないと利益にならないわけなんです。
このスプレッド(価格)の開きが大きいのが、簡単売買のネックなんですよね。
方や、上記が現物取引です。
現物取引の場合、先の簡単売買の表記の同時刻のもので、売り価格は1,009,080円、買い価格1,008,850円です。価格差は200円程度しかありません。
これが何を意味するかというと、スプレッド(価格差)が狭く、売買がしやすいこと、また簡単売買よりも、安く買えて高く売れるということなのです。
なので、なるべく手数料を低く抑えたいならば、現物取引の方がオススメなんですよね。
現物取引の場合は、手数料がもらえることも!
また、Zaif(ザイフ)の現物取引の場合は、手数料がもらえることがあります。普通は手数料は支払うのが当たり前かもしれませんが、手数料をもらえることもあるのです。
なぜかというと、Zaif(ザイフ)の場合は、maker手数料がプラスでもらえることがあるのです。makerとは、自分で新たに注文を並べることです。
例えば、Zaif(ザイフ)の現物取引には、このように売買価格が並べられています。この表示されている価格で注文した場合は、takerといって、並んでいる価格で注文を出すことになります。
しかし、逆に、並んでいない新たな価格で注文を出すことを、makerというのです。つまり、maker手数料を得たい場合は、並んでいない新たな価格で注文を出すことです。
例えば買いでtaker注文を入れたい場合、誰も入れていない「1009860」という価格で注文を出すと、注文が決まった場合に、taker手数料がもらえる可能性があります。
このように、新たに注文を並べる方が、プラスの手数料がもらえるのです。既に、並んでいる注文から取引を行うのは、消費すると考えられ、手数料はもらえないのです。
maker手数料を狙う際の注意点
ただし、maker手数料を狙う際の注意点としては、注文が通りづらいことです。新たに価格設定するので、約定スピードは既存の価格を利用した方が注文は通りやすいです。ですから、素早く取引したい場合は、既存の価格で注文に出した方が無難でしょう。
現物取引の手続き方法
それでは、初心者の方のために、Zaif(ザイフ)での現物取引の手続き方法について説明していきましょう。
まず、ビットコイン売買の場合は、左上のメニューから「BTC/JPY」を選んでくださいね。そして、右側でビットコインを買いたいならば「現物買い」、売りたいならば「現物売り」を選びましょう。
この時、「信用買い」「信用売り」もありますが、こちらは先物取引のようなものです。つまり、実際にはビットコインの所持は行わずに、買いや売りを入れることができます。こちらについては、下記を参考にしてみてください。
現物取引を行う場合は、「現物買い」か「現物売り」かを選びましょう。
「現物買い」を行う!
それでは、「現物買い」を行う際の手続きについて、ご説明しましょう。まず決めなければいけないのが、「指値」か「成行」かです。「指値」は自分で購入金額を決めること、「成行」は値段はお任せで購入することになります。
お任せといっても、なるべく売買取引価格近くで購入されます。ただ、他からの注文量が多いときは、価格がずれ込む場合もあります。ただ、逆に言えば、注文量が多い場合は、指値をしてもなかなかその値段で購入できない場合があるのです。
だからこそ、「成行」ならば確実に購入できる可能性が高くなるので、いち早く売買したい方は、「成行」を使う場合が多いです。ただし、「成行」なので、既にある注文価格から選ぶので、takerになり、先のmaker手数料はもらえません。
maker手数料をもらいたいならば、「指値」で新たに価格設定する必要があります。
なので、「成行」の場合は、買いたい量だけ設定することになります。
また、買いたい量についても、残高量の100%か、50%か、など使用量を選ぶことができます。Zaif(ザイフ)への入金方法は、下記を参考にしてみてくださいね。
「指値」での注文方法について
さて、再び戻って「指値」での注文方法についてですが、1BTCの価格(JPY)を入力する場合は、手入力もできますが、
気配値をクリックすることでも自動入力できます。例えば、買値の「1005000」をクリックすれば、1BTCの価格(JPY)の欄に反映されるはずです。
ただし、これだと既存価格での注文となり、maker手数料がもらえないので、手数料を得たい場合は、自分で新規価格(注文に出ていない価格)を手入力して注文に出す必要があるでしょう。
あとは、リミット売り(JPY)について気になったかと思います。これは、自動的に利確できる設定のことです。設定価格よりも高くなったら、自動的に購入したビットコインを売却することができます。
こちらは任意の設定になりますが、仕事で忙しくなかなか相場を見れないから、良いタイミングで売りたい方などには、オススメの設定かもしれません。あくまで任意なので、入力してもしなくても良いでしょう。
取引履歴に反映される
ビットコイン売買後は、取引履歴に反映されます(ここではセキュリティのため表示を隠しております)。
詳細を見ると、上記のように詳しく知ることができます。maker手数料などはボーナス欄で表示されると思います。
以上が、Zaif(ザイフ)の簡単売買、現物取引になります。スプレッドを抑えたいならば現物取引、簡単に売買したいならば、簡単取引といった感じです。何回も取引する方は、手数料のことやスプレッドを考えると、現物取引がいいかもしれませんね!