多重債務すると、借金返済が苦しくなってきます。多重債務者が借金返済するにはどうすれば良いのか、詳しく見ていきましょう。

多重債務者とは

借金・キャッシング - 多重債務

多重債務者とは、2者以上から借金を抱えて金銭的に苦しんでいる人をいいます。多重債務することにより、生活は苦しくなってきます。元金だけでなく、多くの利息も支払っていると思いますので、相当な額の借金になっている場合が多いです。

借金を借金で返そうとする

借金・キャッシング - 自転車操業

借金が膨らみ返せなくなってくると、借金を借金で返済しようとします。返せる当てもないのに、借金返済のために、またどこからか借金をしてしまうのです。しかし、このような行為は利息が増えて行くだけで、結果的には大きな借金になり、さらに返せなくなるほどの借金が膨らんでいきます。

高金利の金融会社を利用するようになる

借金・キャッシング - 借金

借金を重ねると、普通の銀行などからはお金を借り難くなります。ですから、借金しやすい金利の高い金融会社から、お金を借りてしまうのです。当然、そのような業者からお金を借りると、高い利息が発生してしまいます。お金を借りることだけに集中してしまい、高い利息のついた借金をしてしまうのです。

借金による不安が尽きない生活

借金・キャッシング - 不安な生活

借金をしてしまうと、不安が尽きない生活を送ることになります。いつ借金が返せるか、どうやってお金を用意しようか、ということばかり頭が入ってしまうので、仕事にも集中できないのです。また、取り立てにも追われる日々が続くので、相当なストレスになります。安心して眠ることができず、常に不安に苛まれながら生活しなければいけません。

取り立ては家族にも及ぶ

借金・キャッシング - 取り立て

また、取り立ては自分だけではなく、家族にも及びます。家に催促状が届き、時には取り立て人が家に来ることもあるでしょう。電話も毎日のように鳴り響くかもしれません。そのような生活環境下では、家族にも相当なストレスが及び、鬱になったり、病気になってしまうこともあるのです。

借金は自分だけの問題ではなく、家族にも影響を及ぼしてしまいます。

借金で仕事を失う可能性も

借金・キャッシング - 借金失職

また、催促状や取り立ては、会社にも来ることがあります。そうなると、当然会社にも借金していることがバレます。会社としては、個人の借金で迷惑を掛けてほしくないわけです。当然、仕事を失う可能性も出てきます。また、給料を差し押さえられる可能性もあります。借金が原因で仕事を失う可能性もあるのです。

自殺を考えるようになる

借金・キャッシング - 自殺

本当に借金地獄で苦しくなると、命を絶つことも考えるようになります。多重債務者は、借金に悩まされ、実際に自殺してしまう人もいます。借金により、自らの命を絶ってしまう人も悲しいことにいるのです。しかし、生きていれば、挽回できるチャンスがあります。命の絶つ前に必死に改善策を考えなければいけません。

多重債務者はボロボロの人生を送る

借金・キャッシング - 多重債務者

このように多重債務者は、取り立てに追われ、家族にも迷惑をかけ、仕事も失い、命を絶つことも考えるという、ボロボロの人生を送ることになります。借金を重ねると、最悪な人生を送る可能性が高いのです。では、なぜ多重債務をしてしまうのか、それには以下のような理由があります。

ギャンブルにハマってしまう

借金・キャッシング - ギャンブル依存症

多重債務者に多いのがギャンブル依存症です。パチンコ・パチスロ・競馬・競輪・競艇など、ギャンブルにハマり、負け続けても、借金をしてもギャンブルがやめられず、多重債務者になってしまうケースが少なくありません。ギャンブル依存症は一種の病気なので、自分ではやめることができず、どんどんハマって借金をつぎ込んでしまい、いつしか多重債務者になってしまうのです。

特に自制心が弱い人ほどギャンブルにハマりやすく、大きな借金を作ってしまう傾向にあります。

リストラ・失業による生活苦

借金・キャッシング

突然のリストラや失業により生活が苦しくなり、借金をしてしまうこともあります。なかなか仕事が見つからず、見つかるまでの場繋ぎとして借金していたのが、職も見つからず、収入も得られず、多重債務に陥ってしまうケースもあります。借金に借金を重ねて、自転車操業に陥ってしまうのです。

多重債務者が借金を減らす方法

借金・キャッシング - 借金を減らす方法

もし借金が膨らみ、返済できないほど生活が苦しくなってしまった場合は、任意整理を検討した方が良いかもしれません。任意整理を行えば、借金が減額できる可能性もあります。手続き自体は裁判所を通さずに行えるので、比較的簡単に借金の見直しをすることが可能です。

また、借金自体をゼロにしたい場合は、自己破産も検討してみましょう。ただし、これらを行うと最低でも5年以上は借入できなくなります。ですから、債務整理をする場合は慎重に行うようにしましょう。