お金が無いと弁護士に依頼できないの？

お金が無いときに弁護士へ依頼するには

お金が無いと弁護士に依頼することができないのかと思う人もいるでしょう。仕事や私生活で裁判沙汰になり、裁判すれば勝てるのだけれども、お金がなく裁判することがでない人もいるでしょう。裁判するとなると弁護士依頼などお金がかかるので、なかなか簡単に裁判を起こすことができません。弁護士に依頼するだけでも着手金で20万円近くかかり、さらに勝った場合は成果報酬として数十万円とられることも少なくありません。なので、弁護士に依頼して裁判を起こすとなるとかなりの大金が必要になるので、たとえ勝てる裁判訴訟であっても、なかなか踏み込むことができないのです。

民事法律扶助を使えばお金が無くても弁護士に依頼できる

このように一般人は弁護士に依頼するお金が無く、なかなか裁判できないわけですが、そのようなお金が無い人でも弁護士に依頼して裁判を起こすことができます。それが、民事法律扶助です。民事法律扶助の制度を使えば、弁護士費用などを一時的に借りることができるのです。そして、返済は月5,000円から1万円くらいでも可能なので、お金が無い人でも民事法律扶助を使えば、弁護士に依頼して裁判を起こすことができます。さらに、生活保護者や極端に経済的に貧しい人は、弁護士費用の一部、もしくは全額を負担してもらえることができるので、返済しなくてもいいのです。なので、タダ（無料）で弁護士を雇うことができます。

民事法律扶助の受付窓口は法テラス

このように、民事法律扶助を使用すれば、お金が無い人はタダでも弁護士を雇うことができます。民事法律扶助の窓口は法テラス（正式名称：日本司法支援センター）という独立行政法人になります。法テラスは一般人にとってあまり馴染みのない法曹業界のことを親切に説明してくれます。無料で法律トラブルの相談もできますし、また弁護士の紹介などもしてくれます。とにかく弁護士に依頼するお金が無い人は、法テラスに無料相談してみると良いでしょう。

民事法律扶助を利用するには審査がある

ただ、法テラスで民事法律扶助を利用するには一定条件が必要になります。

  • 手取りの月収や家賃やローンの支払いなどが一定基準以下であること
  • 資産の合計額が一定基準以下であること

これらの条件にクリアできれば、民事法律扶助を利用することができます。まぁ、生活保護者の場合は一発でクリアできるので、無料で弁護士を雇うことができるでしょう。不安な場合は、一度、法テラスへ電話で問い合わせてみましょう。

民事法律扶助は法テラス以外受け付けていない

行政書士や弁護士のホームページでは、たまに民事法律扶助を受け付けていると宣伝していますが、それはあくまで、民事法律扶助の手続きを助けるためであって、民事法律扶助そのものを扱っているわけではありません。なので、お金が無く弁護士へ依頼できない人は、法テラスの民事法律扶助を利用しましょう。

お金が無い人も弁護士に依頼できる

以上のようにお金が無い人のための弁護士依頼方法をお伝えしました。お金が無くても、法テラスの民事法律扶助を使用すれば、弁護士に依頼することができるので、ぜひ法テラスへ問い合わせてみましょう！

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