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アルバイトの求人募集で電話をかけて緊張しないためには
アルバイトの求人応募に電話をかける時、とても緊張しませんか。特に、社会人経験がない学生とかだと、怖いおじさんが出ていきなり怒られるのではないかと思ったりします。もちろん社会人であっても、アルバイトへ応募するのは緊張します。変なことを言って、電話で悪い印象を与えたり、落とされたりするのではないかと思うこともあります。
どのような言葉で、どのようなタイミングで言えばいいのか、わからない人のために、アルバイト求人を応募するときの、電話の仕方を伝授します。
電話をする時間帯を考えよう
気をつけなければいけないのが、電話する時間帯です。たとえば、クリーニング店でのアルバイト募集の場合、あまり深夜に電話しても誰も出ないでしょう。また、早朝過ぎてもお店に誰もいないかもしれません。応募するお店の始業時間を必ず調べましょう。営業時間なら必ず、誰かがお店に入るので、電話対応してもらえるでしょう。ひょっとしたら、始業の1時間前から準備していて、お店に人がいる場合があります。そのような時間帯なら、お客さん対応もしていないので、割と電話応対してもらいやすくなるかもしれません。
もっとも、24時間営業のバイト先だと、いつでも電話に出れるでしょうが、おそらくお店によって忙しい時間帯があるはずです。たとえば、居酒屋なら金曜日や土曜日の夜7時〜9時くらいは大抵忙しいでしょう。もちろんその時間にかけても構いませんが、出来たら時間帯を外すと、お店側もお客さん対応であたふたせずに、余裕を持って電話に出れるかもしれません。いつ頃が、バイト先の人が電話に出やすいを考えて電話してみるといいでしょう。
必ず相手が忙しいときを想定して、前文を入れよう
アルバイトの求人応募の電話を入れる(かける)ときは、
「お忙しいところ失礼します。」や「お忙しところ申し訳ありません。」など、相手への心遣いを入れましょう。そうすれば、気配りの出来る人であると、相手にいい印象を与えることができます。また、必ず自分の名前を名乗り、アルバイト求人応募の件であることを、相手に伝えましょう。以下、電話をしたときの例文です。
あなた「お忙しいところ失礼いたします。〇〇(求人サイトや求人雑誌の名前)で求人募集を拝見し、お電話させていただきました、〇〇(自分の名前)と申します。恐れ入りますが、採用担当の方はいらっしゃいますでしょうか。」
上記のように、「突然電話して申し訳ない」という意思表示をしましょう。このようにすれば、たとえ忙しい時間帯でも、相手はきちんと電話対応してくれるはずです。また、自分から採用担当者へ繋ぐよう依頼する場合は、「恐れ入りますが」など、気遣いの言葉を入れると、応対するスタッフも気持ち良く、採用担当者へ取り次いでくれるでしょう。
アルバイトの求人募集の電話で採用担当者が出たとき
採用担当者がいて、取り次いでもらったときは、もう一度、求人募集で電話した旨を採用担当者に伝えます。
あなた「お忙しいところ申し訳ありません。〇〇(求人サイトや求人雑誌の名前)で求人募集を拝見し、お電話させていただきました、〇〇(自分の名前)と申します。ぜひアルバイト応募させていただきたいのですが、まだアルバイト募集していますでしょうか。」
このように、もう一度、アルバイト募集の件で、電話したことを伝え、かつ「やる気」がある気持ちも伝えましょう。そこで、もし担当者が「まだ募集している」と言ったら、
あなた「そうですか!ぜひ応募したいのですが、一度面接の機会をいただけませんでしょうか。」
と、伝えてみてください。するとお店側もOKの返事が返ってくるはずです。そして、「いつなら面接できますか」と聞かれますので、
あなた「〇月〇日〇曜日の〇時からはいかがでしょうか?」
と聞いてみます。もしくは、向こうから面接日時の指定があるかもしれません。他に考えられるのが、自分が希望した面接日時は都合が悪く、先方から希望日時が来る場合があります。もし、向こうから希望日時が来た場合、なるべくその日にちに合わせましょう。他の仕事や学校の場合はしょうがないかもしれませんが、遊びなどの予定が入っていた場合は、面接を優先しましょう。なるべく早い時期に面接日時を設定した方が、他の人にアルバイトを取られずに済みますし、店側にも自分のことを忘れることなく覚えてもらえます。
そうして、お互いの都合が合い、店側から「〇月〇日〇曜日の午後4時に来てください。」と言われたら、必ず復唱して、面接場所も確認しましょう。
あなた「かしこまりました!〇月〇日〇曜日の午後4時からですね。ちなみに面接場所は〇〇(バイト先の場所など)でよろしかったでしょうか?」
面接日時を復唱して、たとえ面接場所がバイト先だろうなと思っても、念のため確認しましょう。お店と事務所が離れた場所にある場合も考えられます。面接日にあたふたしないためにも、面接場所の事前確認が必要です。お店側と場所の確認も出来たら、持ち物の確認をしましょう。
あなた「面接場所は〇〇(バイト先の場所など)ですね。あと、必要な持ち物はありますでしょうか?」
アルバイトの面接での必要な持ち物は、大抵は、写真付きの履歴書と筆記用具くらいだと思います。だいたい必須の持ち物は、どこも同じなのですが、念のため聞いておいてください。そして、必要な持ち物と、もう一度面接日時と場所を復唱して、最後の「よろしくお願いします。」と添えます。
あなた「わかりました。必要な持ち物は写真付きの履歴書と筆記用具ですね。それでは、〇月〇日〇曜日の午後4時に〇〇(面接場所)へお伺いいたしますので、よろしくお願いいたします。」
このように言えば、お店側も「よろしくお願いします。お待ちしております。」と言われるので、最後に、
あなた「お忙しいところ、失礼いたしました。」
と言って電話を切りましょう。この時に、相手より先に電話を切らないように注意しましょう。先に電話を切られることで、相手に「言いたいことを言ったらすぐ電話を切る、自分勝手な人だ」と見られてしまう可能性があります。電話は、相手が切ったのを確認してから、切るようにしましょう。
アルバイト応募の電話をしても面接担当者がいない時に緊張しない対応
もし、アルバイト応募の電話をして、担当者の方がいない場合は、次のように話しましょう。
あなた「わかりました。ちなみに、担当者の方は何時頃いらっしゃいますでしょうか。」
というように、担当者が何時ならいるのか聞きましょう。大抵、何時頃に担当者がいるか代わりの人が答えてくれます。また、場合によっては、折り返し電話をかけてくれることもありますので、その際は自分の電話を伝えるようにしましょう。担当者が何時ならいるのか聞いたら、
あなた「かしこまりました。では、〇日の〇時頃にまたお電話させていただきます。お忙しいところ失礼いたしました。」
と言って、電話を切るようにいたしましょう。この時もすぐに切らずに、相手が切るのを確認してから、切るようにしましょう。アルバイトの求人応募の電話では、ガチャ切りは禁物です。静かに電話を切るようにしましょう。万が一、ガチャ切りを相手が聞いた場合は、「雑な人」というイメージを抱かせてしまいます。小洒落たレストランなどへ応募する際は、そのような繊細さのかけた行動は、店側へ悪いイメージを抱かせてしまうでしょう。
また、相手が電話を切ってから、自分の電話を切るように伝えましたが、稀に、相手も電話を切るのを待っていることがあります。そのような時は、自分からそっと切るようにしましょう。いつまでも、こちらも待っていては電話をお互いに切ることができません。少し間をおいて、まだ通話状態(相手も待ちの状態)であれば、こちらから敢えて切るのも一つの方法です。その際もガチャ切りなどせずに、静かに電話を切りましょう。
アルバイト募集の電話では自分の言いたいことばかり言わない
あまりに、緊張したりすると、「伝えなきゃ、言わなきゃ」との思いから、第一声で「〇月〇日〇曜日〇時から面接したい、〇〇(自分の名前)です!」という、電話の掛け方をする人がいます。勢いは良いのですが、相手に考える隙を与えず、「自分勝手な人」のイメージを相手に抱かせてしまいます。なので、必ず「失礼します。」や「〜でしょうか?」など、相手に伺う姿勢を示しましょう。常に、相手の言葉を聞く姿勢が大切です。この対応ができるかを、店側は電話により判断しています。実際に、お店でアルバイトをすると、電話応対をすることも多々ありますので、電話対応がしっかりできるかどうかは、非常に重要なポイントなのです。
アルバイト募集の電話では、会話や間を意識する
アルバイト募集の電話も、普段会ってお話しする会話と同じように、相手への気配りをしましょう。電話は、相手の顔が見えませんが、相手がどのように思っているのかを、想像しながら電話します。また、間も重要です。相手に話させる間(余裕)を持たせてください。自分ばかり話していると、相手は退屈してしまいます。必ず、相手の話を聞くというスタンスで、電話をしましょう。気配りができるかどうかは、社会人としても非常に重要なポイントです。
また、うるさい場所で電話しないようにしましょう。面接日時を決める大切な電話です。外の雑音が多く入っては、相手の話をよく聞くことができません。また、相手にも「適当に考えてるんじゃないか」と不信感を募らせてしまいます。なので、静かな場所でゆっくり電話応対するように心掛けましょう。
また、面接日時や場所は、聞き間違えやすいこともあるので、必ず復唱して確かめましょう。緊張していると、相手の話が耳に入ってこないものです。自分を落ち着かせるためにも、相手の言った言葉を復唱してください。繰り返し言うことで、自分にとっても相手にとっても、再確認することができます。
アルバイト募集の電話は緊張しても気配りを忘れない
以上が、アルバイト募集の電話をした時の対応方法になります。店によりスタッフの人柄は様々です。強い口調の人もいれば、優しい口調の人もいます。どのような人が来ても、スムーズに電話応対することです。緊張してどもってしまっては、相手に自分の気持ちを伝えることができません。また、自分だけ口早に話してもだめです。必ず、相手を気遣うこと。間が大切です。そして、必要以上に緊張しないこと。適度の緊張は必要ですが、極度の緊張は思うように意志を伝えられません。電話する前に、一度練習(シュミレーション)してみるのもいいでしょう。これらを参考に、アルバイト求人応募の電話は緊張するかもしれませんが、頑張ってみてください。