看護師の配置基準の計算方法は、結構面倒でややこしいものです。
そこで今回は、看護師の配置基準が自動で計算できるツールを作成しました。
看護師の配置基準を考えている方は、宜しければ参考にしてみてください。
目次
看護師の人員配置基準の自動計算
下記が、看護師の配置基準の自動計算ツールになります。
配置割合、病棟床数、一人当たりの勤務時間を入力し、計算ボタンをクリックすれば、
あとは自動計算されて、
『病棟当たりの最低必要配置人数』と『必要総労働時間(年間)』が、自動的に表示されます。
7対1、10対1、3対1などでも計算可能です。
※ あくまで大体の目安として、ご参考ください。
【追記】看護師の転職にオススメなサイト!
職場の人数が足りていない。
労働に見合う給料をもらっていない感じる看護師は転職がおすすめです。
コロナ禍以降、看護師の需要はさらに多く、職場を変えるだけで、給料が大幅アップすることはよくあります。
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7対1の計算式とは?
看護師業界でよく使う、7対1とは、7対1看護配置のことを言います。
7対1の計算方法について、詳しく見ていきましょう。
簡単に言うと、1日24時間を平均して、患者さん7人(7床)に対して看護師1人が勤務していることが条件で、7対1の計算式を使い、担当病棟ではどのくらいの看護師の人数が必要かを割り出します。
これは、診療報酬にも関わる、つまり病院の収益にも関わることですので、計算する必要があるのです。
7対1の計算方法
看護師の配置基準は、当ページ上記で自動計算することも可能です。
1. まず、7対1看護配置で1日に必要な病棟看護師の人数(A)を算出します。
1日の平均入院患者数 ÷ 7 = A(1日に必要な病棟看護師の人数)
2. 次に、一人あたりの年間労働時間(B)を計算します。
(月の所定労働時間 × 12ヶ月) – (有給取得見込み日数 × 1日の所定労働時間) = B(一人あたりの年間労働時間)
3. 次に、7対1看護に必要な看護師の年間総労働時間(C)を算出します。
A × 24h × 365日 = C(7対1看護に必要な看護師の年間総労働時間)
4. 上記1〜3より、7対1で必要な病棟看護師の人数(D)を算出します。
C ÷ B = D(7対1で必要な病棟看護師の人数)
正確に知る場合は看護協会の届出様式を利用
上記で、7対1で必要な病棟看護師の人数を割り出すことができます。
平均入院患者数は、過去1年間の平均で算出してください。
また、年間労働時間は、有給消化も見込んで算出しましょう。
また、7対1看護の対象は、さくまで病棟看護師の数なので、外来やオペ室など、入院病床のない部署の看護師の人数は含まれませんので、注意してください。
特定集中治療室などの病床がある場合は、別途加算が必要です。
いずれにしても、あくまで大体の目安なので、それを踏まえて参考ください。
きちんとした数値を出したい場合は、看護協会の届出様式をご利用ください。
“【自動計算ツール】看護師の人員配置基準と7対1の計算式!” への1件のフィードバック