以前は低反発枕は寝心地が良い枕として注目されて飛ぶように売れていました。でも、実は低反発枕は肩こりや首のコリの原因になるかもしれないのです。なぜ、そのようなことが起きるのか詳しく見ていきましょう。
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低反発枕は実は肩こりや首こりが起こりやすい?!
低反発枕は、反発力が少なく、寝心地良い枕と見られていましたが、実は低反発であるがゆえに肩こりを発症させている場合があります。
低反発枕は本当に寝心地良いのか?
低反発枕の特徴として、頭が沈み込むことにあります。程よい反発力で沈み込むのが低反発枕なのですが、枕によっては沈み込みすぎてしまうことがあるのです。もし、頭部が枕に沈み込みすぎてしまった場合、逆に首や肩などの筋肉を緊張させてしまい、コリを生ませる原因になってしまうのです。低反発はほどよく頭が沈み込み、心地よい眠りを誘いそうですが、頭が下がることで、首が曲がったり、伸びたりする状態になります。そうなると、首や肩の筋肉を緊張させ、コリを生ませてしまうのです。
低反発枕は寝返りが打ちにくい
また、低反発枕は、頭が沈み込む分、寝返りがしにくいのです。人は、一晩に20〜30回寝返りを打つとも言われています。そのような中で、低反発枕を使うと、かえって寝返りがしづらく、快適な睡眠の妨げになってしまうのです。快適な睡眠を得るためには、寝返りしやすいこともとても大切です。また、横向きになっても、背筋がまっすぐになるような寝姿が理想的です。横向きで寝ると、背骨が曲がったりするようでは、快適な睡眠を得ることができないのです。人が寝る理想的な姿は、直立姿勢のようにまっすぐな姿勢だと言われています。低反発枕を使用すると、どうしても頭部が下がってしまうので、まっすぐにならず、やや曲がった姿勢となるため、快適な睡眠が送れないのです。
低反発枕は蒸れて熱がこもりやすい
また、低反発枕は熱がこもりやすいと言われています。低反発枕は通気性が悪い傾向にあるため、換気ができず、蒸れて熱がこもりやすいのです。なので、夏場など暑苦しく感じてしまい快適な睡眠を送りづらいでしょう。寝汗などかきやすく、睡眠の妨げになることが考えられます。心地よい睡眠を得るためには、通気性もとても大切なのです。
低反発枕は気温の変化で型崩れしやすい
低反発枕は、反発力が少ないため変形しやすいのです。また、季節の気温差によっても型崩れしやすと言われています。
特に冬場などの寒い季節は、低反発枕は硬くなりやすいとも言われているのです。このように、気温差で形が変形してしまうのも、低反発枕のデメリットと言えるでしょう。
低反発枕は手入れがしにくい
また、低反発枕は手入れがしにくいとも言われています。基本的に洗うことはできないので、汚れを取り除くのが難しいのです。清潔に使うためには、枕カバーなどが必要になるでしょう。型崩れもしやすいので、お手入れなどの扱いがやや大変なのです。また、通気性が悪いため、カビやダニなどを発生させる原因にもなり、衛生面でやや問題があります。
頭部や首をしっかりサポートするなら高反発枕!
もし、肩こりや首のこりが心配ならば、低反発枕よりも高反発枕の方がオススメです。高反発枕ならば、しっかり頭部や首をサポートしてくれるので、肩や首などへの過度な負担はありません。ストレスを感じることなく快適な眠りを送りやすいのが高反発枕です。また、通気性や速乾性にも優れているので、蒸れる心配もないでしょう。お手入れもしやすく、清潔な状態で使えるので、低反発枕で肩こりや首コリに悩む人は、ぜひ高反発枕を使ってみてください。
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